Episode-002:🇨🇳 中国が先行した場合どうなる?[アルテミス計画概要]
🇨🇳 中国が先に月面拠点を実質的に確立したら?
ここで言う「先行」とは、
継続的な月面滞在・資源利用の枠組みを中国主導で作ることを意味します。
① 国際ルールの主導権が変わる
米国主導の枠組みは アルテミス合意(Artemis Accords)。
これに対抗する形で、中国はロシアと ILRS(月面国際研究ステーション構想) を進めています。
- 主導:中国国家航天局
- 連携:ロスコスモス
もし中国が先に実用拠点を作れば:
✔ 「月の資源利用のルール」を事実上設定
✔ 参加国を中国圏に取り込む
✔ 宇宙版“経済圏”を形成
宇宙は「早く拠点を作った側が有利」な面があります。
② 宇宙覇権=地政学的影響力
冷戦期のアポロ計画は、
単なる科学ではなく体制競争の勝利宣言でした。
同様に、中国が月面常設基地を先に確立すると:
- 発展途上国への技術供与
- デジタル通貨や通信規格との連動
- 軍事的利用可能性(監視・通信)
→ 「宇宙での優位=地上での影響力拡大」
③ 資源と経済の主導権
注目されるのは:
- 水氷(燃料製造)
- レア資源
- 将来的なヘリウム3
中国が資源採掘インフラを先に確立すれば、
**“月面インフラの利用料ビジネス”**が成立する可能性もあります。
④ 米国はどう動くか?
主導しているのは NASA。
中国が明確に優位に立った場合:
- 予算増額
- 民間活用強化(SpaceXなど)
- 軍事宇宙部門の拡大
→ 競争が激化し、宇宙は再び「準軍事空間」化する可能性。
⑤ 日本への影響(現実的視点)
日本は JAXA を通じて米国側に参加。
もし中国が主導権を握れば:
- 宇宙関連技術の依存構造が固定化
- 月資源アクセスで不利になる可能性
- 宇宙ビジネスでの発言力低下
逆に言えば、
日本が主導権側に居続ける意味は極めて大きい。
🔮 現実的なシナリオ分析
| シナリオ | 可能性 |
|---|---|
| 中国が単独で先行し覇権確立 | 低〜中 |
| 米中が並行して拠点構築 | 高い |
| 協調路線に転換 | 低い |
現状は「宇宙版の新冷戦」に近い構図。
🧭 本質
月そのものよりも重要なのは:
誰が“宇宙のルール”を決めるか
さらに踏み込みますか?
- ⚔ 月は軍事化するのか?
- 💰 実際に一番儲かるのは誰か?
- 🇯🇵 日本が独自路線を取る可能性は?
どの方向へ進めますか?
