
**レアアース(希土類元素)**は、現代のハイテク・エネルギー・防衛産業を支える重要素材です。要点をコンパクトに整理します。
レアアースとは
- 元素の種類:主に 17元素
- ランタノイド15元素+スカンジウム(Sc)+イットリウム(Y)
- 「レア」=希少?
地殻中に存在量はあるが、濃縮・分離が難しく、採掘・精製コストや環境負荷が高い。
主な用途(日本産業と直結)
- 永久磁石(ネオジム・ジスプロシウム)
EVモーター、風力発電、HDD - 発光材料(ユウロピウム、テルビウム)
LED、液晶・有機EL - 研磨・触媒(セリウム等)
半導体研磨、自動車触媒 - 防衛・宇宙
レーダー、誘導制御、耐熱材料
地政学リスク
- 中国依存:採掘・精製で世界シェアが極めて高い
- 供給遮断リスク:過去に輸出制限が実際に起き、価格が急騰
- 資源=安全保障:エネルギー転換(EV・再エネ)で需要は増大
日本の対応(現実路線)
- 調達先分散:豪州・ベトナム等との連携
- 使用量削減・代替:磁石の重希土類削減技術
- リサイクル:都市鉱山(使用済み製品回収)
- 海底資源:日本近海のレアアース泥(長期課題)
よくある誤解
- ❌「地球にほとんど無い」→ ⭕ 分離が難しい
- ❌「すぐ国産化できる」→ ⭕ 精製工程が最大の壁
- ❌「EVが増えれば解決」→ ⭕ 需要はむしろ増える
もし次に進むなら
- 「中国が止めたら日本は何年耐えられる?」
- 「半導体・EVとレアアースのボトルネック図解」
- 「代替材料は本当に実用段階か?」
など、どこを深掘りしますか?