ホルムズ海峡進捗2026/07/30

確認日時:2026年7月29日23時15分(JST)基準(最新更新は7/30未明公開の記事)

直近24時間の最大変化

オマーンが提示した「地域共同管理案」をイランが拒否し、外交緩和期待が後退。ほぼ同時に、7/25頃から続いていた米イラン直接攻撃の休止(約4日間)が終了した。

確認事項(信頼度付き)

①イラン、オマーン共同管理案を拒否 — 信頼度90% イラン高官が「50対50の均等管理は受け入れない」「進入航路全体+退出航路一部を自国管理」と主張。Reuters・AP・Al Jazeeraで独立に確認、内容も整合。ただし対案の文書・発効日・料金は未公表。

②イラン、ヨルダンの米軍施設へ弾道ミサイル発射 — 信頼度85% イラン側発表(IRGC声明52号)とヨルダン軍・CENTCOM双方が「発射」自体は認め、「全弾迎撃・被害なし」と説明。攻撃の発生自体は複数当事者で一致するが、着弾・被害を巡るイラン系情報源の主張は第三者未確認。

③米・サウジ共同でイラク国内イラン系武装組織を攻撃 — 信頼度80% 米・サウジ側発表とPMF(死者20人・負傷32人)発表がReuters/CBS/Al Jazeeraで一致。サウジが対米共同攻撃を公表したのは開戦後初とReuters報道。イラン系武装組織側は関与否定。

④ホルムズ海峡通航:7/28実績8隻、低水準継続 — 信頼度85% Kplerデータ引用のReuters報道。うち1隻は空荷VLCC。前日6隻からの微増にとどまる(戦前水準120~140隻/日と比較すれば依然大幅減)。

⑤バブ・エル・マンデブ海峡:7/28は39隻、7/19以来の高水準 — 信頼度75% 同じくReuters/Kpler。ただし記事内で方向別合計(37隻)と総数(39隻)に不整合があり、単日の増加であって正常化を意味しない。

⑥IRGCがタンカー3隻攻撃を主張 — 信頼度20%(未確認) タスニム通信単独ソース。船名・IMO番号・被害状況等一切なし。IMO公式確認済み事故一覧(7/27時点62件)にも未反映。

⑦フーシ派、紅海通航料金制度を検討 — 信頼度40% Reuters報道だが匿名の地域関係者情報のみ。フーシ派公式発表・料金・開始日は未確認。

⑧原油先物急反発 — 信頼度90%(ただし取引途中値) ブレント89.79ドル(+6.8%)、WTI84.20ドル(+6.2%)。JST7/29 22時35分頃の途中値であり終値ではない点に注意。米API統計での原油在庫減(約330万バレル)も価格支援材料として報道。

分からない点・未確定

  • イラン・オマーン協議が完全決裂か継続中かは不明瞭(イランは二国間管理での対案提示と説明するのみ)
  • タンカー3隻攻撃の実在性は独立確認なし
  • フーシ派料金制度の実施可否・詳細は不明

総合評価

「危機沈静化」ではなく「外交行き詰まり+軍事再燃」への転換局面。ホルムズは依然低水準、バブ・エル・マンデブは単日増加のみで趨勢とは言えない。

出典:Reuters(複数記事)、AP通信、Al Jazeera、CBS News、IRNA、IranWire、IMO公式事故一覧、EIA — いずれも2026年7月29日付。一次ソースURL は元記事(global-scm.com「コンサルタントの独り言」7/30更新版)に列挙あり。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です