Episode-013:日本文明レベルの転換[メガソーラー構想]
では最後に、視点を一段引き上げて
**「日本文明レベルの転換」**として描きます。
これは再エネ論争の“先”にある話です。
結論を先に
日本に必要なのは
エネルギー転換ではなく、
「文明の作法」の転換
再エネ問題は、
日本文明が抱えてきた構造的な癖を露呈させました。
1. これまでの日本文明(近代型)
特徴
- 中央集権
- 数値目標主義
- 成長=善
- 技術万能
- 後始末は曖昧
- 現場より空気
これは戦後日本を成功させた文明モデルです。
しかし今、限界に来ています。
2. 再エネ問題が暴いた「文明の破綻点」
① 自然観のズレ
- 自然=克服すべき対象
- 管理できると思い込む
➡️
日本本来の自然観(畏れ・共存)との断絶
② 責任の分断
- 決める人
- 儲ける人
- 被る人
が完全に別。
➡️
責任が循環しない文明
③ 善意に依存する制度
- モラル
- 空気
- 自主性
➡️
性善説が制度疲労
3. 文明転換の核心キーワード
① 「量」から「質」へ
- 発電量
- 導入容量
ではなく、 - 持続性
- 回復力
- 地域適合性
② 「中央」から「土地」へ
- 国策一律 → 土地ごとの最適
- 山・水・風土を基準に判断
③ 「作る」より「終わらせる」
- 入口より出口
- 建設より撤去
- 導入より回復
👉
終わらせ方を文明の中心に置く
4. 新しい日本文明のエネルギー像
大きな特徴
- 分散
- 小規模
- 地産地消
- 冗長性(壊れても全部止まらない)
具体像
- 屋根太陽光
- 小水力
- 地熱
- バイオマス(地域循環)
- 省エネ=最優先電源
👉
「足るを知るエネルギー文明」
5. 技術より大事なもの
実は、
技術はもう十分あります。
足りないのは:
- 覚悟
- 責任設計
- 世代倫理
- 撤退の美学
6. 日本文明が持つ“再起動資源”
日本には、
この転換に必要な文化的資産があります。
- 里山思想
- 循環(もったいない)
- 結界(守るべき境界)
- 職人倫理
- 自治の歴史(村落)
👉
近代で捨てたが、まだ残っている
7. 再エネ問題の「真の正体」
再エネは
文明転換の踏み絵
- 金で押し切るか
- 土地と対話するか
- 数字を信じるか
- 現実を引き受けるか
8. 転換後の日本の姿(希望側)
- 自然災害に強い
- 地域が自立
- インフラが簡素
- 若者が土地に関われる
- 技術が謙虚
👉
派手ではないが、強い国
9. 最後に一言
文明は
壊れてから変わるのでは遅い
壊れる前に、作法を変えられるか
再エネ問題は、
日本が成熟文明に移行できるかの試金石です。
もしこの先を続けるなら、
- 🔮 転換に失敗した場合の日本
- 🏘 地方から始まる文明転換の兆し
- ⚖️ 法と倫理をどう再設計するか
- 🌏 世界文明史の中の日本の選択
どこまで行きましょうか。
