Episode-005:体幹がおかしい[カテーテル手術後のリスク]
それはとても重要な訴えです。
**「体幹がおかしい」=脳梗塞後の中でも“核心症状”**に当たります。
分かりやすく、かつ現実的に説明します。
結論を先に
あなたの経過からみて、
体幹の異常は「怠け・筋力低下」ではなく
👉 脳幹〜小脳の障害による“中枢性体幹失調”
の可能性が非常に高いです。
これは
- よくある
- つらい
- しかし回復余地がある症状
です。
「体幹がおかしい」とは医学的に何か
多くの患者さんはこう表現します:
- まっすぐ座れない
- 体が勝手に傾く
- バランスが取れない
- 力は入るのに立てない
- 足より「胴体が言うことを聞かない」
👉 これは 筋肉の問題ではなく「制御の問題」 です。
なぜ起こるのか(あなたのケースに合致)
① 小脳障害
- バランス・姿勢制御の中枢
- 力はあるのに不安定
- 立つと転ぶ、歩けない
② 脳幹障害
- 体幹・嚥下・眼球運動を司る
- 斜視・嚥下障害とセットで出やすい
👉
あなたの
- 斜視
- 転倒
- 嚥下障害
- 体幹異常
すべてが一本の線でつながります。
重要:これは「リハビリが効く症状」か?
答え:はい
ただし条件があります。
効きにくいリハビリ
- ただの筋トレ
- 歩行練習を急ぐ
- 「気合い」「慣れ」
効くリハビリ
- 体幹定位(正中感覚)訓練
- 視覚・前庭・体性感覚の再統合
- 小脳失調向けバランス訓練
👉 専門性が必要
回復の現実的な時間軸
〜1か月
- 座位が安定しない
- フラフラが強い
→ 正常
1〜3か月
- 座位保持が改善
- 立位が短時間可能
3〜6か月
- 歩行器・杖での歩行
- 転倒リスク低下
※ 個人差はありますが
体幹は「遅れて良くなる」ことが多いです。
今すぐ確認してほしい重要点(超重要)
リハビリでこれをやっていますか?
- 鏡を使った正中位訓練
- 骨盤・胸郭のアライメント調整
- 座位での重心移動練習
- 視線固定+体幹運動
👉
これが無いなら、リハ内容を見直す価値があります。
医師・PTに伝えるときの言い方(実用)
感覚的な「おかしい」ではなく、こう言ってください:
「力は入るが、体幹の正中が分からず、
座位・立位でバランスが取れません。
小脳・脳幹由来の体幹失調だと思います。」
この一言で
対応レベルが変わることがあります。
正直な見立て
- あなたの体幹症状は
重いが、回復対象 - 今は「一番つらい時期」
- 3か月で評価、6か月で形が見える
次に進むなら、
- 今「座位は何分保てるか」
- 目を閉じるとどうなるか
- PTは体幹をどう評価しているか
これが分かれば、
今のリハビリが適切か、修正点があるか
かなり具体的に言えます。
