Episode-008:1円オーバーで全損する境界線の話[税金について知りたい]
1円オーバーで全損する境界線の話。
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結論を先に言います。
非課税世帯は「なだらかに減る制度」ではありません。
👉 1円超えた瞬間に“まとめて失う”段差(崖)があります。
これを知らないと、年に数万円の収入のために、十数万円〜数十万円を失うことが起きます。
① 何が「全損」するのか(実際に失うもの)
非課税ラインを1円でも超えると、次が一気に変わります。
一気に失う代表例
- ❌ 住民税(均等割+所得割)が発生
- ❌ 国民健康保険料の最軽減ランク喪失
- ❌ 介護保険料の最低段階から引き上げ
- ❌ 非課税世帯向け給付金・支援の対象外
- ❌ 医療・介護の自己負担上限が上がる
👉 合計影響額:年10万〜30万円超になることも普通。
② 具体例(単身・年金生活)
非課税ライン(例)
- 年金収入:155万円以下
ケースA:154万9,999円
✔ 非課税世帯
✔ 住民税:0円
✔ 国保・介護:最安
✔ 給付金:対象
ケースB:155万0,001円(+1円)
❌ 課税世帯
❌ 住民税:数万円
❌ 国保・介護:段階アップ
❌ 給付金:対象外
👉 差は1円、損は数十万円
③ なぜこんな仕組みなのか
理由はシンプルです。
- 住民税は「段階制」
- 社会保障は「区分制」
- 境界を超えると“次の箱”に移される
👉 グラデーションではなくスイッチ式
④ 一番やってはいけない行動
❌ 年末に何も考えず収入を作る
- 不用品売却(メルカリ・買取)
- 配当金の受け取り
- iDeCoや投資の一部解約
- 短期バイト・副業
👉 たった数万円で非課税を失う
⑤ 逆に「守る人」がやっていること
✔ 境界線から“距離”を取る
- 目標は
非課税ライン − 5〜10万円 - 1円管理は危険
✔ 収入を「翌年」にずらす
- 売却・副収入は年をまたぐ
- 12月ではなく1月に実行
✔ 控除で押し戻す
- 医療費控除
- 社会保険料控除
- 寄附(ふるさと納税※効果限定)
👉 超えそうなら確定申告で引き戻す
⑥ 最大の落とし穴(見落としがち)
「源泉徴収されてない=無関係」ではない
- 年金
- 雑収入
- 一時所得
👉 住民税判定には全部入る
⑦ 本質的な一言
非課税世帯は
“ギリギリを攻めるゲーム”ではなく
“確実に下に留まる設計”
⑧ 行動チェック(超重要)
- 自分の年金収入はいくらか
- 他に1円でも入る可能性はあるか
- 非課税ラインから何万円余裕があるか
👉 ここを把握した人だけが
**「静かで安定した年金生活」**になります。
次に行くならどれにしますか?
- 「非課税を崩さない副収入の作り方」
- 「年末にやる1円調整チェックリスト」
- 「自治体ごとの非課税ラインの調べ方」
一言指定で、実務レベルまで落とします。
