Episode-006:食品添加物と食品添加物と混ぜた場合の表記[食品添加物の知識]
とても重要なポイントです。
ここでは **「食品添加物そのもの」と「食品添加物を含む原料を混ぜた場合」**の
日本の表示ルールの違いを、誤解が起きやすい順に整理します。
① 基本原則(日本の表示ルール)
原材料表示はこの順で書かれます
原材料名:食品原料 → / → 食品添加物
例:
原材料名:小麦粉、砂糖、卵/膨張剤、香料
👉
- /より前=食品
- /より後=食品添加物
② 食品添加物を「そのまま入れた場合」
▶ 直接添加
必ず表示義務あり
例:
- 保存料(ソルビン酸K)
- 着色料(赤色102)
- 甘味料(アスパルテーム)
表示例:
/保存料(ソルビン酸K)
✅ これは分かりやすいケース
③ 食品添加物を含む「原料」を混ぜた場合(重要)
▶ キャリーオーバー
表示義務なし
例
- 醤油(保存料入り)を使った惣菜
- ハム(発色剤入り)を使ったサラダ
表示例:
原材料名:鶏肉、醤油、砂糖
👉
醤油に入っている保存料・着色料は表示されない
📌 日本最大の落とし穴
④ 加工助剤として使われた場合
▶ 製造途中で使い、最終製品に影響しないと判断されるもの
表示不要
例:
- 消泡剤
- 抽出溶媒
- 酵素処理剤
👉
「実際は使っているが書かれない」
⑤ まとめて書ける表記(ぼかし表現)
▶ 一括名表示
中身はブラックボックス
| 表記 | 実態 |
|---|---|
| 調味料(アミノ酸等) | グルタミン酸Naなど複数 |
| 香料 | 天然・合成の区別なし |
| 乳化剤 | 種類不明 |
| 着色料 | 具体名省略可 |
👉 何が入っているか分からない
⑥ 「食品」扱いで表示されるが実質添加物
▶ グレーゾーン
例:
- 酵母エキス
- 発酵調味料
- たん白加水分解物
表示例:
原材料名:酵母エキス
👉 法的には食品
👉 機能的には添加物
⑦ 図で一発理解(超重要)
🔴 表示される
- 直接加えた添加物
- 保存料・着色料・甘味料など
⚠️ 表示されない
- キャリーオーバー
- 加工助剤
- 原料に含まれる添加物
⑧ 実生活での見抜き方(冷蔵庫用ルール)
✔ 原材料が異常に短いのに長期保存
✔ 「調味料(アミノ酸等)」が主役
✔ 醤油・味噌・加工肉を多用
✔ 常温保存惣菜
👉 表示に出ない添加物が多い可能性大
ひとことで結論
日本の原材料表示は
「入っていない」ではなく
「書かなくていい」だけ
だから
加工度が低い食品を選ぶことが最大防御
次に進めるなら:
- 📌「キャリーオーバー完全図解」
- 📌「表示を3秒で見抜く実例集」
- 📌「スーパーで安全側に振る方法」
- 📌「EUとの表示義務の違い」
必要なら この内容も冷蔵庫用1枚図解にします。
