Episode-003:日本で“本当に効いた”数少ない政策例[日本の社会問題の現状]
数は本当に少ないですが、**日本にも「やったふりではなく、実際に効いた政策」**は存在します。
重要なのは、なぜそれが効いたのかという共通点です。
① 国民皆保険制度(1961年)
■ 何が起きたか
- 全国民が医療にアクセス可能に
- 伝染病・重症化・医療破産が激減
- 平均寿命が世界トップクラスへ
■ なぜ効いた?
- 全国一律・例外なし
- 医師会・保険者・国民すべてに負担を強制
- 「選択制」にしなかった
👉 痛みを全員に分散した本質政策
② 公害対策(1970年代:四大公害病以降)
■ 何が起きたか
- 企業に巨額の設備投資を強制
- 排出規制・補償責任を明確化
- 公害は“明確に減少”
■ なぜ効いた?
- 企業が明確な敗者
- 規制が曖昧でなかった
- 例外を作らなかった
👉 経済より命を優先した珍しい瞬間
③ 交通事故対策(1970年代〜)
■ 何が起きたか
- シートベルト義務化
- 飲酒運転の厳罰化
- 道路設計・標識改善
→ 死亡者数は半分以下
■ なぜ効いた?
- 個人の自由を制限
- 罰則が重く、確実に執行
- 感情論ではなくデータ重視
👉 不人気でもやり切った
④ 高度経済成長期の産業政策(1950〜60年代)
■ 何が起きたか
- 輸出産業(鉄鋼・自動車・電機)に集中投資
- ダメな産業は切り捨て
- 結果:国際競争力獲得
■ なぜ効いた?
- 「選別」した
- 全国均等ではなかった
- 政治が介入しすぎなかった
👉 全員を救おうとしなかった
⑤ 郵便制度(かつての)
■ 何が起きたか
- 山間部でも同一料金
- 情報・金融インフラとして機能
- 地方経済を下支え
■ なぜ効いた?
- 赤字を許容
- 公共性を最優先
- 民間効率を持ち込まなかった
👉 「儲けない」と決めた政策
⑥ 共通点(ここが核心)
本当に効いた政策の共通点は5つ:
- 誰かが明確に損をしている
- 例外・抜け道が少ない
- 長期視点(10年以上)
- 数値目標が明確
- 政治的に不人気
⑦ なぜ今は出てこないのか
- 痛みを嫌う
- 敗者を作れない
- 選挙が近すぎる
- 国民が「万能政府」を期待し続けている
👉 成功例の条件を、今の政治がすべて避けている
⑧ 重要な視点(50代以降には特に)
あなたが50代であることを踏まえると、
ここから国家が再び「本気政策」を打つ可能性は低い。
だからこそ重要なのは:
- 国が本気を出す前提で生きない
- しかし
本気政策が来た時に“対応できる側”にいる
次に進むなら、かなり実践的になります。
- 今後、日本で本気政策が出るとしたらどこか
- 本気政策が出た時、真っ先に損する人/得する人
- 国家が動かなくても個人が再現できる“本気構造”
どれを行きますか?
