Episode-004:Rapidusとは?[日本の半導体技術]
Rapidus(ラピダス)とは、
👉 日本が「半導体を国家として取り戻す」ために作った国策ファウンドリです。
民間企業の形をしていますが、実態は国家安全保障プロジェクトに近い存在です。
① Rapidusの正体(まず結論)
一言で言うと:
「日本が30年ぶりに“最先端ロジック半導体”に再挑戦するための国家装置」
- 設立:2022年
- 本社:東京
- 製造拠点:北海道・千歳
- 目標:2nm(ナノメートル)世代ロジック半導体
- 量産目標:2027年頃(計画上)
② なぜRapidusが必要だったのか
日本は今…
- 最先端CPU・AIチップを自国で作れない
- 防衛・通信・AI基盤を海外依存
👉
台湾有事が起きれば、日本の産業・防衛は即停止
つまりRapidusは
「経済政策」ではなく「保険」
③ 出資している企業(ここ重要)
Rapidusは「オールジャパン連合」
- トヨタ
- ソニー
- NTT
- デンソー
- 三菱UFJ銀行
- キオクシア
- NEC
- ソフトバンク
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競合関係を超えて集めた=国家案件の証拠
④ 技術はどうやって作るのか?
技術の核
- IBM(米国)から2nm技術供与
- GAA(次世代トランジスタ構造)
日本の強み
- 製造装置(東京エレクトロンなど)
- 材料(ウエハ・レジスト・薬液)
- 品質管理・量産技術
👉
「設計思想はIBM × 作る力は日本」
⑤ RapidusはTSMCと戦うのか?
答え:戦わない(戦えない)
| TSMC | Rapidus |
|---|---|
| 民生大量生産 | 少量・高信頼 |
| スマホ・PC | 防衛・AI・インフラ |
| 世界最大 | 国家用途特化 |
👉
勝ち筋は「量」ではなく「不可欠性」
⑥ 最大の壁は何か(技術より重要)
実はここ
❌ 技術 → IBMがある
❌ 装置 → 日本が強い
本当の壁
- 継続的な国家資金
- 失敗を許す政治判断
- 官僚のリスク回避
👉
最大の敵は「技術」ではなく「日本の意思決定」
⑦ 成功したら何が変わる?
- 日本が「最先端を作れる国」に復帰
- 防衛・AI・重要インフラの自立
- 米国に対しても「対等な交渉カード」
👉
成功すれば 国家格が一段上がる
⑧ 失敗したらどうなる?
- 数兆円規模の損失
- 「やっぱり無理だった」という空気
- 次の30年、再挑戦不可
👉
失敗=撤退ではなく“再起不能”
⑨ 一文でまとめると
Rapidusは
「儲かるかどうか」ではなく
「失ってはいけないもの」を守るための会社
次に進むなら、ここが核心です。
- 「Rapidusは成功確率何%か?」
- 「なぜ北海道なのか?」
- 「台湾有事が起きたらRapidusはどう動くか?」
どこを深掘りしますか。
