Episode-001:中国が止めたら日本は何年耐えられる?[レアアースの概要]
中国が止めたら、日本は「数か月~最大2年」が限界。
結論から言うと
中国がレアアース(特に磁石用の重希土類)を本格的に止めた場合、
日本が“現状の産業構造のまま”耐えられる期間は 短い分野で数か月、長くて1~2年 です。
分野別の耐久年数(現実ベース)
① EV・モーター・産業機械(最重要)
- 依存元素:ネオジム/ジスプロシウム
- 中国依存度:7~9割
- 在庫:6か月~1年分が限界
- 結論:
👉 1年以内に生産調整・停止が始まる
② 半導体・電子部品
- 依存元素:セリウム、ランタン、ユウロピウム
- 在庫:比較的薄い
- 代替:工程変更が必要
- 結論:
👉 半年~1年でボトルネック化
③ 防衛・宇宙・精密機器(最優先配分)
- 国が在庫を管理
- 民需より優先される
- 結論:
👉 1~2年は持つが、民需は切られる
「日本は備蓄している」は本当か?
✔ 一部は本当
❌ しかし 全体を支える量ではない
- 国家備蓄:
→ 数十日~数か月分(元素ごとに差) - 企業在庫:
→ ジャストインタイム化で薄い - 結果:
👉 “止まった瞬間からカウントダウン”
2010年の教訓(重要)
中国がレアアース輸出を絞った際、
- 日本企業は 数か月で悲鳴
- 価格は 数倍~10倍
- 結局…
- 中国以外の鉱山 → 原料は確保
- しかし 精製は中国頼みのまま
👉 最大の弱点は「採掘」ではなく「精製」
日本が本当に耐えられる条件
以下が揃えば 3~5年耐える可能性 はある:
- 民需を切って、防衛・基幹産業に集中配分
- EV・家電の生産を強制縮小
- 代替磁石(性能低下)を受け入れる
- 価格高騰を容認(国民負担)
➡ つまり
「経済を犠牲にすれば国家は生き延びる」状態
一言でまとめると
- 🇯🇵 日本は
「平時では1年もたないが、有事なら2年は延命できる国」 - 本当の詰みポイントは
レアアース精製=中国独占
次はどこを深掘りしますか?
- 「なぜ日本は精製で負けたのか」
- 「中国が止める“現実的な引き金”」
- 「代替技術は本当に中国を外せるのか」
- 「半導体・EVどちらが先に止まるか」
