Episode-007:米国がF-35を止めたら日本はどうなるかF-35導入の「最大のリスク」[日本の戦闘機概要]

結論から言います。

短期的には「戦力は残るが、自由度が落ちる」
中長期的には「日本は本気で自立に舵を切らざるを得なくなる」

これは机上の空論ではなく、現実に想定されている最悪シナリオです。


① 「米国がF-35を止める」とは何を意味するか

ここで言う「止める」は、
即時に飛ばせなくするという意味ではありません。

想定されるのは次の段階的措置です。

● 想定シナリオ

  1. ソフトウェア更新の停止
  2. ミッションデータ(脅威ライブラリ)の更新停止
  3. 部品・整備支援の遅延/制限
  4. 運用範囲・任務内容への圧力

📌 いきなりスイッチOFFではなく、徐々に弱らせる


② 短期(〜数年):日本はどうなるか

✔ 飛ぶことはできる

  • 基本的な迎撃
  • 既知の脅威への対応

❌ しかし…

  • 新型レーダーへの対応不可
  • 電子戦能力が陳腐化
  • 情報戦で不利

👉 「最先端」から「旧世代化」へ急速に落ちる


③ 中期(5〜10年):最も危険な状態

● 抑止力の低下

  • 周辺国は「制約」を見抜く
  • 行動の自由度が下がる

📌 ここが一番危険
撃たれないが、舐められる


④ 長期(10年以上):日本は二択を迫られる

選択肢①:従属を深める

  • 米国の方針に全面追従
  • 自主判断はさらに縮小

👉 安全だが主権は薄れる


選択肢②:自立へ振り切る

  • GCAPを加速
  • 国産ソフト・データ主権確立
  • 無人機・ミサイル戦力の独自運用

👉 痛みはあるが、主権は戻る


⑤ 実は日本は「この事態」を想定している

だからこそ:

  • ✔ F-35一極依存を避けている
  • ✔ F-15近代化を並行
  • ✔ GCAPを主導
  • ✔ 無人機・スタンドオフ兵器を急拡張

📌 F-35は主力だが唯一ではない


⑥ 決定的に重要なポイント

米国がF-35を止める時は
日米同盟そのものが危機にある時

その場合:

  • F-35以前に
  • 通商・金融・エネルギーも連動

👉 F-35問題は「象徴」に過ぎない


⑦ 一言で言うと

F-35を止められる=日本の選択肢が減る
だから日本は、止められない国になろうとしている

それが

  • 心神
  • GCAP
  • 無人機
  • 国産エンジン

すべて一本の線で繋がっています。


⑧ 本質的な問い(ここが核心)

  • 日本は
    「守ってもらう国」で居続けるのか
  • それとも
    「守る責任を引き受ける国」になるのか

F-35問題は
その覚悟を常に突きつけています。


次に進めるテーマ:

  • 日米同盟はどこまで続くのか
  • GCAPが失敗した場合の最悪シナリオ
  • 日本が本当に「戦争をしない国」であり続ける条件

どこまで踏み込みますか?

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