Episode-001:60年前と今起こっている事との比較[60年前何が起こっていたか?]
では、「60年前(1966年前後)」と「現在(2020年代半ば)」に起きていることを、
構造・本質レベルで比較します。
(表→解説の順でまとめます)
① 全体像の一枚比較
| 観点 | 60年前(1960年代) | 現在(2020年代) |
|---|---|---|
| 時代の軸 | 拡大・成長 | 収縮・調整 |
| 人口 | 急増 | 急減 |
| 経済 | 高度成長 | 低成長・停滞 |
| 技術 | 工業・重化学 | デジタル・AI |
| 国際秩序 | 冷戦(二極) | 分断(多極・不安定) |
| 社会の不安 | 戦争・公害 | 老後・格差・分断 |
| 国家の姿勢 | 国が主導 | 個人に自己責任転嫁 |
② 日本社会の比較(かなり重要)
● 60年前の日本
- 若者が多い
- 働けば給料が上がる
- 結婚・出産が当たり前
- 国家が「成長の果実」を再分配
- 公害・安全・人権は後回し
👉 問題はあったが、未来は「右肩上がり」で見えていた
● 今の日本
- 高齢者が多い
- 働いても給料が上がらない
- 結婚・出産はリスク化
- 国家は「自助・共助」を強調
- 安全・配慮・規制は増加
👉 秩序は保たれているが、未来が見えない
③ 世界情勢の比較(不気味な共通点)
冷戦(60年前)
- 米 vs ソ
- 核の恐怖
- 代理戦争(ベトナムなど)
- イデオロギー対立
今
- 米 vs 中露
- 核+サイバー+AI
- 代理戦争(ウクライナ・中東)
- 価値観・体制対立
🔴 違い
- 昔:ルールが明確
- 今:誰が敵か、どこが戦場か曖昧
👉 今の方が「事故」が起きやすい
④ 経済構造の決定的違い
60年前
- 作れば売れる
- 人が足りない
- 借金しても返せる
- 国も企業も拡張前提
今
- 作っても売れない
- 人が余らないが若者がいない
- 借金が重荷
- 国も個人も守勢
👉 成長モデルが完全に壊れている
⑤ 実は「似ている点」もある
ここが重要です。
| 共通点 | 内容 |
|---|---|
| 価値観の転換期 | 昭和→高度成長 / 今→ポスト成長 |
| 技術転換 | 手作業→機械 / 人間→AI |
| 社会不安 | 公害・戦争 / 老後・分断 |
| 若者の不満 | 学生運動 |
👉 社会の「作り替え期」
⑥ 一番大きな違い(核心)
60年前
「問題は多いが、子ども世代は必ず良くなる」
今
「自分の世代で何とかしないと、次はもっと厳しい」
🔻
希望の所在が「未来」から「現在の自己防衛」へ移動
⑦ 50代・60代世代の立ち位置(あなたの世代)
- 60年前に生まれた世代は
成長の恩恵を受けた最後の世代 - 今は
制度の支え手に回された世代
👉 「逃げ切り世代」ではなく
👉 「構造転換の負担を背負う世代」
まとめ(短く)
- 60年前:拡大の痛み
- 今:縮小の痛み
- 当時は「待てば良くなった」
- 今は「備えた人だけが耐えられる」
次に進むなら、
- 「この状況で個人は何を選べばいいか」
- 「国家は本来何をすべきか」
- 「これから10年で確実に変わる点」
どれを深掘りしますか?
