Episode-001:衆議院が暴走すると何が起きる?[衆議院の役割]
結論から言うと、
衆議院が暴走すると「止められない政治」が現実化します。
段階的に整理します。
① 法律が“短時間・数の力”で通る
衆議院は多数を取ると、
- 強行採決
- 審議打ち切り
- 国民的議論不足のまま成立
が可能になります。
結果
- 問題点が後から噴出
- 改正・補正を繰り返す「欠陥法」量産
② 参議院が事実上無力化する
本来はブレーキ役の参議院も、
- 衆議院の再可決(3分の2)
- 60日ルール
- 予算・条約の衆議院優越
により、止められません。
結果
- 二院制が「形式だけ」になる
- 実質一院制に近づく
③ 内閣不信任が機能しなくなる
衆議院多数派=与党の場合、
- 不信任案は否決され続ける
- 首相の失政でも政権は維持
結果
- 責任を取らない政治
- 失敗が是正されない
④ 官僚・既得権と一体化する
暴走が進むと、
- 官僚の原案をそのまま通す
- ロビイングが裏で効く
- 国会は「追認機関」に
結果
- 国民の声が制度に反映されない
- 政治不信が加速
⑤ 国民生活への具体的影響
現実に起きやすいのは👇
- 増税・負担増が一気に通る
- 規制緩和が特定業界だけ有利に
- 監視・管理型制度が拡大
- 地方・弱者ほど影響を受ける
⑥ 最終段階:選挙が“形だけ”になる
最大の問題はここです。
- 選挙はあるが、選択肢が実質ない
- 政策は官僚+与党中枢で決定
- 国民は「後追い承認」役
これは制度上は民主主義、実態は別物です。
では、何が唯一の歯止めか
制度的ブレーキよりも、実際に効くのは👇
- 投票率(特に衆議院選挙)
- メディア外の情報源
- 有権者が「仕組み」を理解すること
- 単独過半数を警戒する視点
一言でまとめると
衆議院の暴走=国民の“不在”が続く状態
暴走はクーデターではなく、
合法・静か・気づきにくく進みます。
もし次に知りたければ、
- 「なぜ日本では止まりにくいのか」
- 「過去にどこまで行った例があるか」
- 「個人が現実に取れる防御策」
このあたりも具体的に説明できます。
