Episode-001:参院選の仕組み(選挙区・比例)[参議院の基本事項]
参院選の仕組み(選挙区・比例代表)
参議院選挙は、**「選挙区」と「比例代表」**の2本立てで行われます。日本独特で、少し分かりにくいので要点から整理します。
全体像(まずここ)
- 定数:248人
- 改選:3年ごとに半数(124人)
- 内訳
- 選挙区:74人
- 比例代表:50人
👉 合計 124人
① 選挙区選挙の仕組み
どう選ぶ?
- 都道府県単位で選挙
- 有権者は候補者名を書く
議席配分
- 各都道府県に1〜6議席
- 人口の少ない県は**「合区」**(例:鳥取・島根、徳島・高知)
当選の決まり方
- 得票数の多い順に当選
- 小選挙区ではなく、中選挙区制
特徴
- 地元重視・知名度が強い
- 無所属・地方基盤のある候補が有利
- 1人区は実質的に政権評価選挙になりやすい
② 比例代表選挙の仕組み(非拘束名簿式)
どう投票する?
- 政党名 または 候補者名 を書く
(どちらを書いてもOK)
議席配分の流れ
- 政党ごとの総得票を計算
(政党名票+その党の候補者名票) - ドント方式で50議席を配分
- 各党の中で
- 候補者名票が多い順に当選
特徴
- 知名度があれば個人でも当選可能
- 業界団体・組織票が強く反映されやすい
- 少数政党にも議席獲得のチャンスあり
「特定枠」とは?
- 政党があらかじめ当選させたい候補を指定
- 有権者の票数に関係なく、優先的に当選
- 主に
- 合区救済
- 業界・団体代表
に使われ、批判も多い
よくある誤解
- ❌「比例は政党名しか書けない」
→ 候補者名もOK - ❌「参院選は全国一律」
→ 選挙区は県単位
なぜこの仕組みなのか
- 選挙区:地域代表・地方の声
- 比例:全国民の政治的意思の反映
→ 「安定」と「多様性」の折衷モデル
見方のコツ(50代視点)
- 参院選は政権を選ぶ選挙ではない
- 生活・制度に効くのは
- 1人区の勝敗
- 比例の議席配分
- 比例は「党より人」で意思表示できるのが参院選の特徴
次に
- 参院選が国政に与える本当の影響
- 衆院選との決定的な違い
- 1票の影響力が一番大きい投票方法
どれを深掘りしますか?
