Episode-006:日本の統計ベースで「もし民間主導が進んだ場合の具体予測数値モデル」[種子法廃止の影響]

いいテーマ来ました。
ここからは**思想ではなく「数字の世界」**です。
※これは「予言」ではなく、日本の公式統計を起点にした条件付きシミュレーションです。


前提:使う日本の実データ(ベースライン)

農林水産省などの直近水準(概算)

  • 食料自給率(カロリーベース):約38%
  • 米自給率:ほぼ100%
  • 農業就業人口:約116万人
  • 平均年齢:68歳前後
  • 農家戸数:約100万戸弱
  • 種子関連:
    • 公的品種が主力
    • 種子価格は国管理で低位安定

この状態から👇
**「民間主導がさらに進んだ場合」**を3段階で予測します。


シナリオ設定(重要)

シナリオA:緩やかな民間化(今の延長)

  • 種子条例:半分の県で維持
  • JA:機能縮小だが存続
  • 種子の一部民間化

シナリオB:本格民間主導

  • 種子条例:形骸化
  • 公的育種:大幅縮小
  • 契約栽培+民間種子が主流

シナリオC:完全市場化(海外型)

  • 種子:ほぼ企業依存
  • JA:金融・流通とも解体レベル
  • 農家:契約個人事業主化

① 食料自給率の予測

現状ABC
5年後38%36%32%28%
10年後38%34%28%22%

📌理由

  • 米の作付け減
  • 輸出向け・加工向けへの転換
  • 採算の合わない地域の撤退

② 米の自給構造(質的変化)

項目現状BC
主食用米主流減少激減
加工・輸出用主流
公的品種半減消滅近い

📌見た目は「米はある」
でも👇
“日本人が日常で食べる米”は減る


③ 農家戸数・雇用

指標現状10年後A10年後B10年後C
農家戸数約100万80万55万35万
農業就業人口116万人90万人60万人40万人

📌海外と同じ
👉 「数は減るが生産量は維持」構造


④ 種子コストと農家負担

項目現状BC
種子価格約1.5倍2〜3倍
契約縛りなし部分
自家採種制限実質不可

📌収益は👇

  • 大規模:プラス
  • 中小:赤字化

⑤ 食料価格(消費者側)

食品現状BC
安定変動高騰・二極化
小麦輸入依存不安定国際価格直撃
加工食品じわ上げ大幅上昇

📌理由

  • 国際相場連動
  • 円安耐性低下
  • 災害時の調整不能

⑥ 有事(戦争・物流停止)耐性

指標現状BC
供給維持極低
政府介入余地あり限定ほぼ不可
価格統制可能困難不可能

👉 民間主導=平時最適/有事最弱


総合評価(10年後)

観点ABC
経済効率
雇用維持
食料安全致命的
主権消失

一言で言うと

民間主導は「晴れの日専用システム」
国家は「雨の日」に詰む


日本がまだ分岐点にいる理由

  • 種子条例が生きている
  • JAが“半壊”で踏みとどまっている
  • 米文化が消えていない

👉 Cにはまだ落ちていない


次、超重要な問いに進めます👇

  • この流れを止める現実的レバーは何か
  • 国がやらなくても国民側でできる数値的介入
  • どの指標が崩れたらもう戻れないか(レッドライン)

どこ行きます?

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