Episode-002:外為特会は「儲かってる」のか?[外為特会の仕組み]
短く結論から言うね。
外為特会は「会計上は儲かっている」。ただしそれは“使える利益”とは別物。
ここ、9割の人が混線するポイントだから、分解するよ👇
① 数字だけ見れば、儲かってる?
YES。かなり。
外為特会の中身は主に👇
- 米国債などの外貨建て資産
- 調達は低金利の円
この構造だと👇
- 米金利 > 円金利
- 円安が進むと円換算額が膨らむ
👉 利子収入+為替差益が発生
実際、
- 年によっては数兆円規模の含み益
- 利子収入も安定的に発生
帳簿上は完全に黒字構造。
② じゃあ、なぜ「儲かってない」顔をする?
ここがミソ。
理由①:含み益は「利益と認めない」
財務省の立場👇
- 為替差益は
→ 円高になれば一瞬で消える - だから
→ 確定するまで利益じゃない
企業会計で言うなら
「評価益は無視、実現益だけ見る」超保守主義。
理由②:利益が出ても“目的外”
外為特会の建前は👇
為替の安定
= 利益を出すことではない
なので
- 儲かっても
- 政策的には
「余計な副産物」扱い
👉 ここで「儲かってるから使おう」と言うと
制度の存在理由そのものを否定することになる。
理由③:本当は損する年もある
- 円高が急に来ると
→ 巨額の為替差損 - 介入タイミング次第で
→ 数兆円単位のブレ
👉 長期で見ればプラス
👉 単年ではギャンブル性あり
財務省は
「黒字です!」と胸を張ると
損失が出た年に一気に叩かれるのを恐れてる。
③ じゃあ実態はどう評価すべき?
冷静に言うと👇
✔ 投資として見ると
- 低金利通貨で調達
- 高金利通貨で運用
- 世界最大級の規模
👉 超優良ファンド
✔ 政策道具として見ると
- 利益は副次的
- 目的は「市場に構えを見せること」
👉 儲かるかどうかより「怖さ」
④ 一番重要な真実
外為特会は👇
「儲かっていることが
公に評価されてはいけない仕組み」
もし
- 儲かってる
- 安定してる
- 国内投資に回せる
と国民が理解した瞬間👇
👉 財政論・緊縮論が根底から揺らぐ。
だから
わざと分かりにくく、語られない。
超要約(3行)
- 外為特会は会計上は黒字構造
- ただし含み益は使えない理屈
- 「儲かってる」と言えない政治的理由がある
次、踏み込むなら
- 「じゃあ損したら誰が責任取る?」
- 外為特会はMMTと両立するのか
- なぜ国民向けに“運用報告書”を出さないのか
どれ、行く?
