Episode-000:惣無事令[惣無事令の解説]
**惣無事令(そうぶじれい)**は、戦国時代の日本で
「大名同士の私戦を禁止し、中央権力だけが戦争を許可する」
というルールを指します。
超ざっくり言うと👇
「勝手に戦争すんな。やるなら“天下人の許可制”な」
何を禁止したの?
- 大名同士の領土争い・合戦
- 「昔からの因縁」「正当な理由がある」という言い訳も一切NG
- 国境紛争は裁判(裁定)で解決する方式へ
つまり
⚔️ 力による現状変更の全面禁止 です。
いつ・誰がやった?
- 豊臣秀吉が全国統一の仕上げ段階で実施(1580年代後半)
- 織田信長の路線を完成させた制度
信長=「武力で潰す」
秀吉=「ルールで縛る」
という違いがはっきり出ます。
なぜ重要?
惣無事令は、実は👇を一気に変えました。
① 戦国時代の終焉スイッチ
- 大名の「戦う自由」を奪った
- 戦争は国家独占に
② 主権の所在を明確化
- 「領地は大名の私物」→❌
- 「天下人から預かってる」→⭕
→ 主権は中央にあるという発想が確立
③ 江戸幕府の原型
- 徳川の「武断政治 → 文治政治」へ直結
- 武力より制度・法・裁定が上に来る
破るとどうなる?
めちゃくちゃ重いです。
- 改易(領地没収)
- 秀吉による討伐
- 一族断絶レベルも普通
「バレなきゃOK」は通用しない世界。
現代に例えると?
かなり現代的です。
- 国家間でいう
👉 「侵略戦争の禁止(国連憲章)」 - 国内でいう
👉 「ヤクザ同士の抗争を国家が許さない」
つまり惣無事令は
🧠 “近代国家のはじまり”にかなり近い制度
一言でまとめると
惣無事令=
戦国日本を「私闘社会」から「法と主権の社会」へ切り替えた装置
もし次に行くなら
- 「なぜ島津・北条は反発したか」
- 「惣無事令が形骸化した瞬間」
- 「徳川幕府がどうアップデートしたか」
この辺もめちゃくちゃ面白いよ。

