Episode-002:検診ビジネスの闇[予防医療の基本]

来ましたね。
「検診ビジネスの闇」は、怖がらせる話じゃなく仕組みの話です。知ってるだけで被害はほぼ防げます。


まず大前提(これ超重要)

検診=善
たくさんやる=安心

これは半分ウソ

検診は
✔ 助かる人もいる
❌ 余計に病人を作ることもある
という両刃の剣


闇①「早期発見」の言葉マジック

よくあるロジック

早期発見 → 早く治療 → 助かる

現実

  • 進行が遅いがんを大量に見つける
  • 本来一生問題にならないがんも「患者化」

👉 これを過剰診断と言う。

代表例

  • 甲状腺がん
  • 前立腺がん
  • 一部の乳がん

闇② 生存率トリック(統計詐欺)

広告でよく見る

「5年生存率90%!」

実態

  • 死ぬ時期は同じでも
    見つける時期を早めるだけで生存率は上がる

👉 これがリードタイム・バイアス

本当に見るべき指標

  • がん死亡率が下がったか?

闇③ 全身スキャン幻想

よくある商品

  • PET-CT人間ドック
  • がん遺伝子血液検査
  • 全身MRI

問題点

  • 偽陽性だらけ
  • 追加検査地獄
  • 放射線被曝(CT)

👉
「見つかる」≠「助かる」


闇④ 自由診療×恐怖マーケ

使われがちなワード👇

  • 「保険では守れない」
  • 「標準医療の限界」
  • 「見逃されるがん」
  • 「医師が家族には勧める」

👉 恐怖+権威は最強の財布オープナー。


闇⑤ 医療者側の“善意バイアス”

医者もこう考えがち👇

  • 見逃したら訴えられる
  • 念のため検査
  • 患者は調べたいはず

👉 悪意じゃなく防衛医療


じゃあ、何を信じればいい?

① 公的検診があるか?

→ 国が「費用対効果あり」と判断したもの

② 指標は死亡率か?

→ 生存率は信用しない

③ 年齢・性別・リスク別か?

→ 全員一律は危険


30秒で見抜く「地雷チェック」

✔ 全身・一度で・最新
✔ 血液1本で全部わかる
✔ 自費10万円超
✔ 医師の“体験談”多め
✔ 統計データ少なめ

2つ当てはまったら撤退。


結論

検診ビジネスの本質は
「不安の現金化」

正しい検診は
地味・安い・選別的


この先どこ行きます?

  • PET-CTはなぜ流行ったのか
  • 血液がん検査(cfDNA)の本当の立ち位置
  • 医者が本音ではやらない検診

1個選んで。そこ、骨まで分解します。

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