Episode-004:検診で見つかった“グレー結果”の対処法[予防医療の基本]
いいところ突きますね。
**検診の“グレー結果”**は、病気より厄介になることが多い。
ここをミスらなければ、無駄な検査も不安も9割カットできます。
まず理解すべき大原則
グレー=今すぐ害はないが、扱い方次第で害になる
だから
❌ 即精密検査
❌ 放置
どっちもダメ。
グレー結果の正体(ほぼこの3つ)
① 良性だけど“影がある”
- 小結節
- 嚢胞
- 石灰化
👉 生理的変化 or 年齢変化が大半。
② 数値が基準値から少し外れた
- PSA軽度高値
- 腫瘍マーカー軽度上昇
- 肝機能・炎症反応
👉 一時的変動がよくある。
③ 画像は怪しいが症状ゼロ
- MRI・CTでの偶発所見(インシデンタローマ)
👉 全身検査ほど多発。
医者が内心でやっている思考フロー
① 致死的か?
→ NO なら急がない
② 進行スピード速いか?
→ 遅いなら待つ
③ 経過観察で差が出るか?
→ 出るなら再検
正しい対処テンプレ(これ使って)
ステップ① その場で聞く3点セット
診察室で👇
- 「致命的ですか?」
- 「放置した場合の最悪ケースは?」
- 「次の一手は“今”じゃないとダメ?」
👉 ここで詰まるなら急ぐ必要なし。
ステップ② 「即」やらない選択肢を出す
- 3〜6か月後に再検査
- 別の検査法に切り替え
- 数値の“傾き”を見る
👉 1回の異常で動かない。
ステップ③ 主治医を分ける
- 検診医:拾う人
- かかりつけ医:判断する人
👉 同じ人にやらせると過剰に進む。
グレー別・具体対応例
■ 甲状腺結節
- 1cm未満+症状なし
→ 経過観察一択
■ PSA 4〜10
- すぐ生検 ❌
- 再検+PSA推移を見る ⭕
- MRI前立腺を検討
■ 腫瘍マーカー軽度高値
- 単独で診断価値なし
- 「画像+症状」セットで判断
■ 肺の小結節(〜5mm)
- 喫煙歴なし
→ 半年〜1年後CT
絶対に言ってはいけないNGワード(自分に)
❌「念のため全部やろう」
❌「早く白黒つけたい」
❌「不安だから」
👉 医療は不安に最も弱い。
セカンドオピニオンを使う基準
✔ すぐ侵襲的検査を勧められた
✔ 説明が曖昧
✔ 「経過観察」が選択肢に出ない
→ 迷わず外へ。
結論(ここだけ覚えて)
グレー結果の正解は
「急がず、比べて、分ける」急がない
比べる(時間・別検査)
分ける(拾う医者/判断する医者)
次に進むなら👇
- 人間ドック結果の読み方(項目別)
- “要精密検査”を無傷で抜ける方法
- 家族に説明するときの言い方テンプレ
どれ行く?
