Episode-002:種子法との関係[みつひかりの特徴]
🌾 種子法廃止で「一番得をした」のは誰か?
結論を先に言うと――
**短期的に最も制度メリットを受けたのは“民間の種子・穀物流通企業”**です。
(ただし、長期では構図がやや変わります)
① 直接メリット:民間種子・流通企業
代表例としては
- 神明ホールディングス
- 日本モンサント(現:バイエル傘下)
- 日本ハム(飼料・契約農業分野)
得たもの
- 公的種子の“価格アンカー”が弱体化
- 契約栽培モデルの拡大
- 品種の囲い込み(ブランド化)
特にブランド米(例:みつひかり型)は
「種子+流通+販売」を一体管理できるため、
バリューチェーン全体の利益を取りやすい構造になります。
👉 制度的な“直接利益”はここが最大。
② 中長期で得をする可能性がある層
🌍 グローバル穀物メジャー
- カーギル
- ADM
日本はコメは守られているが、
飼料・加工原料では外資依存が高い。
種子の公共性が弱まると、
食料全体の市場化が進みやすい。
③ 実は“あまり得していない”層
👨🌾 中小農家
- 契約栽培は安定するが価格決定権は弱い
- 種子自家採種の自由度が下がるケースも
🏛 都道府県農業試験場
- 研究予算の縮小圧力
- 公的品種の存在感低下
④ 財務的に得をしたのは?
国の財政負担は減った。
ただし、国家戦略としての“食料主権”コストを将来化したとも言える。
🏆 「一番得をした」ランキング(構造視点)
1️⃣ 民間種子・流通企業(短期的最大受益)
2️⃣ 大手食品企業(契約安定化)
3️⃣ 財政当局(短期コスト減)
4️⃣ グローバル企業(長期的潜在利益)
🎯 本質的な問い
最大の論点は「金」よりも
種子は“公共財”か?
それとも“企業資産”か?
ここに尽きます。
もし踏み込むなら:
- 「本当に農家は損をしているのか?」
- 「10年後、価格はどうなる?」
- 「ローカルフード法とつながる構図」
どこまで深掘りますか?
