Episode-003:本当に農家は損をしているのか?[みつひかりの特徴]
🌾 本当に農家は損をしているのか?
結論:一律に「損」とは言えない。
ただし、小規模で自立志向の農家ほど不利になりやすい構造はあります。
前提として、2018年に廃止された 主要農作物種子法 は、都道府県がコメ・麦・大豆の優良種子を安定供給する仕組みでした。
① 得をしている農家もいる
✅ 契約栽培型(大規模・法人)
- 価格が事前に決まる
- 販路が保証される
- 品質基準が明確
例えば、民間ブランド(例:神明ホールディングス系のブランド米)では
「種子+栽培マニュアル+買い取り」がセット。
👉 市場価格暴落リスクは小さい
👉 経営安定性は上がる
=短期的には“得”
② 不利になりやすい農家
⚠️ 小規模・自立型・在来品種志向
- 公的種子の存在感が弱まる
- 民間種子はロイヤルティや契約縛りがある
- 自家採種のグレーゾーン拡大(品種による)
👉 種子コストは微増でも、
👉 “交渉力”が低下しやすい
=構造的には“弱くなる可能性”
③ 数字で見る現実
実際のコメ農家の苦境は
種子法廃止よりも
- 生産者米価の低迷
- 肥料・燃料価格高騰
- 高齢化
の影響がはるかに大きい。
つまり、
種子法廃止=直接の主因
ではない。
ただし、
価格決定権が市場側へ寄る
という“方向性”は強まった。
④ 本質は「損得」より“主導権”
昔:
都道府県主導(公共モデル)
今:
流通・食品企業主導(契約モデル)
農家は
価格を決める側 → 条件を受ける側へシフト
ここが核心です。
🏁 結論まとめ
| 農家タイプ | 影響 |
|---|---|
| 大規模法人 | 安定=得 |
| 契約栽培型 | やや得 |
| 小規模自立型 | 不利になりやすい |
| 在来品種志向 | やや不利 |
50代の農業世代だと、
「昔の農協中心モデル」との違いを肌で感じている方も多いはず。
もしよければ次は:
- 10年後、農家は企業の“下請け化”するのか?
- 自家採種は本当に禁止される方向か?
- 価格は上がる?下がる?
どこまで踏み込みますか?
