Episode-002:免疫の誤作動がおこる原因は?[リュウマチのついて]
2026年2月17日
免疫の誤作動(自己免疫)が起きる原因は、
ひとつのスイッチではなく、複数の要因が重なって暴走すると考えられています。
対象は
関節リウマチ
のような自己免疫疾患です。
■ 免疫が暴走するメカニズム
① 遺伝的な「ブレーキの弱さ」
免疫には本来、
「自分を攻撃しない」仕組み(自己寛容)があります。
しかし一部の人は、
- HLA遺伝子の型
- 免疫調整に関わる遺伝子変異
によってブレーキがやや弱い状態にあります。
ただし、これだけでは発症しません。
② タンパク質の“変化”がきっかけになる
体内のタンパク質が
- 喫煙
- 歯周病
- 強い炎症
などによって**化学的に変化(シトルリン化)**すると、
免疫がそれを「異物」と誤認することがあります。
これが抗CCP抗体などの産生につながります。
③ 免疫の訓練ミス(分子相同性)
一部のウイルスや細菌の構造が
体内のタンパク質と似ていると、
「敵を攻撃したつもりが、自分も攻撃する」
という現象が起きる可能性があります。
④ 腸内環境の影響
腸は最大の免疫器官です。
腸内細菌のバランスが崩れると
免疫の調整機能が乱れやすくなります。
近年ここはかなり注目されています。
⑤ ホルモン・加齢・ストレス
- 更年期前後
- 強い慢性ストレス
- 睡眠不足
これらは免疫の調整機能を不安定にします。
50代は発症が増える年代でもあります。
■ まとめ
免疫の誤作動は
「遺伝的にブレーキが弱い状態」に
「環境ストレスや炎症刺激」が重なり
ある日、自己抗体が作られる
という流れで起きると考えられています。
もし気になるなら教えてください。
- 朝のこわばりはありますか?
- 痛みは左右対称ですか?
- 6週間以上続いていますか?
症状の段階か、体質の話かで、
アドバイスはかなり変わります。
