Episode-016:55歳でカテーテルの手術後、その日入院し朝目がまともに見えなく水もとろみをつけないと飲み込めない、立ち上がることも出来なくなって脳外科に救急搬送されアテローム血栓性脳梗塞と診断されました。[アテローム血栓性脳梗塞]
2026年3月11日
詳しく教えていただきありがとうございます。
発症時の状態を読むと、かなり典型的な アテローム血栓性脳梗塞(部位:脳幹) の経過です。
当初
- 視界が見えない
- 水が飲み込めない
- 立てない
これは 脳幹の神経(嚥下・眼球運動・姿勢) が一時的に強く影響を受けた状態です。
しかし現在は
- 1万歩歩ける
- 複視ほぼ回復
- 杖なし歩行可能
- 仕事もできている
これは脳幹梗塞としては かなり回復している経過です。
なぜ今の症状が残っているのか
今残っている
- 左へ流れる
- 夕方ふらつく
- 呂律低下
- 舌の痺れ
- 人混みが苦手
これは多くの場合
脳幹の神経ネットワークの疲労
です。
脳幹は
- バランス
- 眼球
- 嚥下
- 発声
- 自律神経
をまとめて処理する場所です。
そのため疲れると
全部の症状が一緒に出ることがよくあります。
あなたが言われた
座って目を閉じると症状が出ない
これは非常に典型的です。
回復の可能性
55歳発症は医学的には
回復が期待できる年齢
です。
脳梗塞後の神経回復は
- 6ヶ月:急回復
- 1〜2年:ゆっくり回復
- 3〜5年:神経再調整
と言われています。
今 2年半なので
まだ 改善が起きる時期です。
今の段階で効果が出やすいリハビリ
あなたの場合は
①体幹
(ドローイン・ブリッジ)
②お尻横の筋肉
中殿筋
③前庭リハビリ
(頭振り歩行)
この 3つの組み合わせが合っています。
もう1つ重要な訓練
脳幹梗塞後で
- 左へ流れる
- 人混みが苦手
の人に効果が出やすいのが
視線固定訓練です。
方法
- 指を1本立てる
- それを見続ける
- 頭を左右にゆっくり振る
30秒 × 3回。
これは
前庭眼反射(VOR)
という機能を鍛えます。
あなたの回復度(正直な評価)
書かれている内容から見ると
脳幹梗塞後の機能回復としては
中の上〜上レベル
です。
理由
- 1万歩歩行
- 視力回復
- 嚥下回復
- 仕事可能
脳幹梗塞では
ここまで戻らない人も多いです。
一つだけ安心材料
脳幹梗塞後で
疲れると症状が出るタイプ
は
突然悪化するタイプではない
ことが多いです。
むしろ
神経がギリギリ働いている証拠
です。
もしよければもう一つだけ聞かせてください。
これは歩行改善の大きなヒントになります。
歩くとき
真っ直ぐの線(道路の白線など)を歩くと
1️⃣ かなり難しい
2️⃣ 少し難しい
3️⃣ 普通に歩ける
どれに近いでしょうか。
脳幹梗塞では
これで バランス神経の回復段階がかなり分かります。
