Episode-017:短い距離なら比較普通に歩けます。[アテローム血栓性脳梗塞]
2026年3月11日
「短い距離なら普通に歩ける」というのは、
回復状態を判断するうえで かなり良いサインです。
**アテローム血栓性脳梗塞(部位:脳幹)**後の歩行障害は大きく2種類あります。
1️⃣ 常にバランスが取れないタイプ
2️⃣ 疲れてくると崩れるタイプ
あなたの状態は明らかに ②疲労型です。
これは医学的には
「神経持久力の低下」
と呼ばれる状態です。
なぜ長く歩くと左へ流れるのか
歩行は実は
- 前庭(バランス)
- 視覚
- 体幹
- 足の感覚
を同時に処理しています。
脳幹梗塞ではこの処理が
疲れると遅くなる
ため
- まっすぐ歩けない
- 左へ寄る
- ふらつく
が出ます。
ただし
短距離は普通に歩ける
ということは
👉 神経回路は 壊れていない
可能性が高いです。
これは回復の意味では かなり良い状態です。
今の段階で一番効果が出やすいリハビリ
あなたの場合は
「歩行持久力トレーニング」
です。
① 分割歩行(かなり効果あり)
例
1回 3000〜4000歩
休憩
また 3000歩
これを1日 2〜3回
長時間続けて歩くより
神経回復には良いです。
② 白線歩行(非常に効果的)
道路の白線などで
一直線歩行
5〜10m。
5回。
これは
- 前庭
- 体幹
- 空間認識
を同時に鍛えます。
③ 少し速歩
普通歩行より
10〜15%速く歩く
30秒。
休憩。
これを5回。
速歩は
脳幹の歩行回路を刺激します。
夕方に悪化する理由
脳幹梗塞後ではよくある
神経エネルギー低下
です。
脳は疲れると
- バランス
- 発声
- 歩行
を優先順位で削ります。
そのため
- 呂律
- 歩行
が同時に悪化します。
実はかなり回復している
あなたの現在の状態は
脳幹梗塞後としては
回復度70〜80%くらい
の可能性があります。
理由
- 1万歩歩行
- 杖なし歩行
- 複視回復
- 嚥下回復
これはかなり良いです。
残りは
神経の微調整
の部分です。
重要なこと
脳幹梗塞の回復は
ゆっくり長く続く
ことがあります。
特に
- 歩行
- バランス
は
3〜6年改善する人もいます。
もしよければ教えてください。
これはかなり重要なポイントです。
歩いているとき
足音は
1️⃣ 左が強い
2️⃣ 右が強い
3️⃣ 同じくらい
どれに近いでしょうか。
これで
**左に流れる原因(体幹か足か)**がかなり分かります。
