Episode-006:水が燃料の技術は?[ホンダ2026年赤字修正]
「水が燃料の車」という話は時々話題になりますが、科学的には少し誤解が多いテーマです。
結論から言うと、水そのものを直接燃料として使う技術は実用化されていません。ただし、水を利用するエネルギー技術はいくつか存在します。
① 水素エネルギー(水から作る燃料)
最も現実的なのは
水を分解して水素を燃料にする方法です。
水(H₂O)を電気で分解すると
- 水素(H₂)
- 酸素(O₂)
になります。
この水素を燃料にする車が
**燃料電池車(FCV)**です。
代表例
- トヨタ・ミライ
- ヒョンデ・ネッソ
開発企業
- トヨタ自動車
- ヒョンデ自動車
特徴
- 排出物は水だけ
- 充填3〜5分
② 海水から水素を作る技術
最近研究されているのが
海水直接電解
です。
研究している機関
- MIT
- 中国科学院
もし実用化すると
海水 → 水素 → 燃料
というエネルギーになります。
③ 「水エンジン」説
インターネットでよく出る
「水だけで走る車」
というものがあります。
有名な例
- スタンリー・マイヤー
彼は
水燃料電池車
を発明したと主張しました。
しかし
- 再現できない
- 科学的証拠なし
として
現在は疑似科学扱いです。
なぜ水は燃料にならないのか
水はすでに
燃焼後の状態
です。
例
水素 + 酸素 → 水 + エネルギー
つまり
水からエネルギーを取り出すには
外部エネルギーが必要
になります。
ただし将来の可能性
将来注目されているのは
太陽光 → 水 → 水素
です。
この「グリーン水素」技術を研究している企業
- トヨタ自動車
- シーメンス・エナジー
もし大規模化すると
- 水
- 太陽光
だけで燃料が作れる可能性があります。
もし興味あればですが、この話にはさらに面白いテーマがあります。
実は世界では
「石油よりも巨大なエネルギー市場になる可能性」
と言われているものがあります。
それが 水素経済 です。
