Episode-002:日本が実は世界最大の“海底資源国家”と言われる理由[日本の石油の歴史]

2026年3月19日

日本は「資源がない国」と言われますが、実は海の中(海底)には世界でもトップクラスの資源が集中している可能性があります。
その理由は、日本の海の広さと特殊な地質です。


日本が「世界最大の海底資源国家」と言われる理由


① 日本は世界6位の海洋大国

国土は小さいですが、海の面積は非常に大きいです。

日本の排他的経済水域(EEZ)

447万 km²

これは世界ランキングで

順位
1アメリカ合衆国
2フランス
3オーストラリア
4ロシア
5カナダ
6日本

つまり日本は

世界トップクラスの「海の領土」を持つ国です。


② 世界最大級のレアアース鉱床

2018年に大発見がありました。

場所
南鳥島

ここでは海底泥に

世界最大級のレアアース

があると確認されました。

研究
東京大学

推定量

1600万トン以上

これは世界需要の数百年分と言われています。

レアアースは

  • EVモーター
  • 半導体
  • ミサイル
  • スマホ

などに必須の資源です。


③ コバルトリッチクラスト

日本の海底には

コバルトの鉱床

もあります。

場所

  • 小笠原諸島
  • 南鳥島

コバルトは

  • EVバッテリー
  • 航空エンジン
  • 高性能合金

に使われます。

現在の主な産出国

  • コンゴ民主共和国

しかし日本の海底にも大量にあると考えられています。


④ 海底熱水鉱床

海底火山の近くには

金属が固まった鉱床があります。

場所

沖縄トラフ

ここには

  • 亜鉛

などが存在しています。

研究を進めている機関

JAMSTEC

(海洋研究開発機構)


⑤ メタンハイドレート

以前説明した

燃える氷

です。

主な場所

  • 南海トラフ
  • 日本海

天然ガス換算で

100年分以上

と言われています。


⑥ なぜ日本の海に資源が集中するのか

理由は地質です。

日本列島は

プレートの境界

にあります。

関係するプレート

  • 太平洋プレート
  • フィリピン海プレート

プレートがぶつかる場所では

  • 火山
  • 熱水
  • 金属沈殿

が起きやすい。

つまり

海底鉱山ができやすい地質

なのです。


⑦ それでも採掘されていない理由

理由は3つあります。

① 深すぎる

多くが

水深1000〜6000m


② 採算

海底採掘は

非常にコストが高い


③ 環境問題

深海生態系への影響が懸念されています。


まとめ

日本が海底資源国家と言われる理由

  1. 世界6位の海洋面積
  2. 世界最大級レアアース
  3. コバルト鉱床
  4. 海底熱水鉱床
  5. メタンハイドレート

つまり日本は

「陸には資源がないが海にはある国」

と言われています。


もし興味があれば、次のテーマもかなり面白いです。

「世界の海底資源争奪戦(中国・アメリカ・日本)」

実は今、
21世紀最大の資源戦争は“海底”で始まっています。

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