Episode-002:じゃあ“誰が何の目的で作ったのか”[ヴォイニッチ手稿の謎]
2026年3月21日
ヴォイニッチ手稿の「誰が・何のために作ったか」は確定していませんが、
研究的に“現実味が高い順”に並べると、かなり像が見えてきます。
■ 最有力シナリオ
👉「無名の医療系知識人が“秘伝書”として作った」
想定される人物像
- 医師・薬草師・錬金術師のどれか
- 大学所属ではなく半アウトサイダー
- 地域の知識人 or 小さなコミュニティの中核人物
■ 目的(これがかなり重要)
① 知識の独占
当時の医療知識は:
- 金になる(治療・薬)
- 権力になる(貴族に仕える)
👉つまり
「読めない=価値が上がる」
② 異端対策(かなりリアル)
15世紀ヨーロッパでは:
- 医療・錬金術・占星術は
→ 宗教的にグレー or 危険
👉最悪の場合
異端審問で処罰
(例:ローマ・カトリック教会の監視)
👉だから
- 外からは意味不明に見える
- でも仲間内では読める
=“隠すための言語”
③ 特定グループ内での共有
考えられる構造:
- 師匠 → 弟子
- 秘密結社的なグループ
👉いわば
「中世版・パスワード付きマニュアル」
■ 次に有力な説
👉「高額で売るための“超精巧なフェイク”」
この説は昔かなり有力でした。
■ 想定人物
- 学者風の詐欺師
- 知識はあるが本物ではない人
■ 目的
👉金
- 貴族・王族に売る
- 「未知の古代知識」として高額取引
実際、この手稿は後に
ルドルフ2世が購入したとされ、
👉「かなり高額だった」可能性あり
■ でもこの説の弱点
- 文章構造が自然言語レベルで整っている
- 全ページに一貫性がある
- 作るのに労力がかかりすぎる
👉つまり
“騙すだけにしては本気すぎる”
■ ロマン枠(可能性は低いが面白い)
👉「天才が作った人工言語」
- 完全オリジナル言語
- 自分の世界観を記録
👉現代で言うと
トールキン的な発想(※ただし中世版)
■ かなり現実的な結論
総合すると:
👉 **「医療・薬草・占星術の知識を持つ人物」**が
👉 “外部に知られないように暗号化して記録した”
これが一番筋が通る
■ 一番核心のポイント
重要なのは「誰か」よりこれ👇
👉 “なぜ読めなくしたのか”
答えはシンプルで:
- 知識=金
- 知識=危険(宗教的に)
👉だから
「理解できる人を限定する必要があった」
■ もしこれが事実なら
ちょっと怖い話になりますが…
👉この本は
「知識を守るために意図的に封印されたもの」
つまり
👉今でも“正しい鍵を持つ人だけ読める設計”の可能性
もしさらに踏み込むなら
👉「現代AIでも解読できない理由(かなり本質的)」
👉「実は解読されている可能性はあるのか」
このあたりが一番ゾクッとする話になります。
