Episode-002:なぜ日本では規制しない?[グリホサートと発がん性]
日付確認:2026-04-29(日本時間)
なぜ日本ではグリホサートを禁止しないのか?
結論から言うと、
日本政府は「現実の曝露量では健康被害のリスクが許容範囲内」と判断しているからです。
つまり
「危険性がゼロだから」ではなく
「基準内なら許容できる」
という考え方です。
理由は主に4つあります
① 日本は「禁止」ではなく「残留基準管理」を採用している
厚生労働省は、すべての農薬について
ポジティブリスト制度
を採用しています。
これは
- 食品ごとに残留基準を設定
- 基準超過なら販売禁止
- 輸入時も検査
という制度です。
厚労省は明確に
基準値を超えて残留する食品の販売、輸入は禁止
としています。(厚生労働省)
つまり
「使用禁止」ではなく
「残留量を管理」
です。
② 食品安全委員会がADIで評価している
日本では内閣府の食品安全委員会が
- ADI(許容一日摂取量)
- ARfD(急性参照用量)
を設定し、
一生毎日摂取しても健康影響がない量
を前提に基準を決めています。(厚生労働省)
政府の立場は
「基準値以内なら健康被害なし」
です。
③ 海外でも全面禁止が主流ではない
よく
「世界では禁止されている」
と言われますが、
実際には
- EU:条件付きで再承認
- 米国EPA:発がん性認めず
- カナダ・豪州:継続使用
など、
全面禁止ではありません。
※一部自治体や国では独自規制あり
つまり
日本だけ特別に緩い
とは言い切れません。
④ 輸入小麦との整合性(かなり重要)
2017年に日本では
小麦などの残留基準が引き上げられました。
例:
- 小麦:5ppm → 30ppm
これは非常に批判されました。
ただし厚労省側は
国際基準(Codex)や使用実態に合わせた
という説明です。(厚生労働省)
ここが一番「規制緩和」と批判される点です。
本音の部分(かなり重要)
ここは推測を含みます。
農業コスト
食料安全保障
輸入穀物との整合性
国際貿易
これらを考えると
全面禁止は非常に難しい。
特に
- 小麦
- 大豆
- とうもろこし
は輸入依存が大きいです。
ここは政策判断です。
私の現実的評価
一般消費者
→ 通常摂取リスクは低い
農業従事者・散布者
→ 慎重管理が必要
基準緩和の説明不足
→ 日本政府はかなり不信を招いた
これは事実です。
結論
日本が規制しない理由は
「安全だから」ではなく
「基準管理で十分と判断しているから」
です。
ここを誤解すると議論がズレます。
回答の信頼度
94%
(制度面は高信頼。政策判断の“本音”部分は推測を含むため100%ではありません)
