Episode-000:鳥居[鳥居の意味と種類]
⛩ 鳥居とは何か
**鳥居(とりい)**は、日本の神社において「神域」と「人間の世界」を分ける結界の象徴です。
くぐることで、日常空間から“神聖な領域”へ入るという意味を持ちます。
神道の中心的シンボルであり、特に有名なのが京都の
**伏見稲荷大社**の千本鳥居です。
🔹 起源はどこから?
起源にはいくつか説があります。
- 鳥が神の使いとされたための「止まり木」説
- インド・東南アジアの門(トーラナ)起源説
- 古代日本の祭祀用結界から発展した説
明確な断定はできませんが、日本独自に発展した可能性が高いと考えられています。
🔹 構造の基本
鳥居はとてもシンプルな構造です。
- 縦の柱(2本)
- 上の横木(笠木)
- 下の横木(貫)
この「極限まで抽象化された門」が、逆に強い象徴性を生み出しています。
🔹 種類
大きく分けて2系統あります。
① 神明系(直線的)
伊勢神宮型。シンプルで原初的。
代表例:
伊勢神宮
② 明神系(曲線あり)
笠木が反っている優美な形。
代表例:
厳島神社(海上の大鳥居)
🔹 色の意味
- 朱色:魔除け・生命力
- 白木:清浄・原初性
- 石造:永続性
🔹 鳥居はなぜ「門」なのに扉がない?
神道には「排除」よりも「境界」の思想があります。
鳥居は閉ざす門ではなく、**“意識を切り替える装置”**とも言えます。
くぐる瞬間、自分の内側も整える。
それが鳥居の本質です。
もしよければ、次は
- 鳥居と天皇制
- 鳥居と国家神道
- 鳥居とエネルギー・パワースポット思想
どの方向を深掘りしますか?

