Episode-001:なぜ日本だけ異常行動問題が大きくなったか[タミフルを市販薬の可能性]
これ、実は**薬の問題というより「日本社会の構造が全部乗っかった結果」**なんだよね。
順番にいくと、かなり腑に落ちる。
① 日本は「異常行動を観測できてしまった国」
まず大前提。
他国
- 家が広い
- 子どもが一人で外出・ベランダに出ない
- 発熱時は完全隔離+親が常時付き添い
日本
- 集合住宅が多い
- 玄関・ベランダ・階段がすぐ近く
- 子どもが一瞬で外に出られる
- 夜間も親が目を離す瞬間がある
👉
異常行動が「事故」や「事件」として顕在化しやすい
海外でも起きてた可能性は高いけど、
日本は「転落」「飛び出し」という形で可視化された。
② インフル脳症という“元からある地雷”
重要なのはここ。
- インフルエンザ自体が
せん妄・錯乱・幻覚を起こす病気 - 特に小児・高熱・初期
つまり
タミフルを飲んでいなくても異常行動は起きる
実際、
- 非投与群でも発生
- 投与前から異常行動が出た例も多数
でも👇
👉 「飲んだ直後」に起きると、全部薬のせいに見える
③ 日本のメディア構造が“因果関係を固定”した
2007年前後の報道が決定打。
- 見出し
「タミフル服用後、2階から転落」 - 本文では
「因果関係は不明」と書いてある
でも人間は
見出ししか読まない
結果:
- 国民の頭の中で
タミフル=危険 が完成 - それを否定するには
医学的説明が長すぎた
④ 日本の薬害トラウマが直撃した
日本は薬に関して一度信用を失うと回復しない国。
- サリドマイド
- スモン
- 薬害エイズ
この歴史があるから👇
👉
「因果関係が不明」=「また隠してる」
厚労省も製薬会社も
守りに入らざるを得なかった
⑤ 「未成年だけ原則使用回避」という世界唯一の対応
科学的にはかなり異例。
- WHO:使用制限なし
- CDC(米):注意喚起止まり
- 日本:
10代は原則使わない
これは
- 科学より社会的リスク管理
- 万一の事故の政治的責任回避
👉
医療というより行政判断
⑥ 本当の原因は「薬 × 高熱 × 初期 × 環境」
冷静に整理すると:
- 高熱によるせん妄(主因)
- 発症初期(脳炎リスク最大)
- 睡眠不足・脱水
- 家屋構造・生活動線
- 夜間・早朝
タミフルはトリガーになり得るが、単独原因ではない
これが専門家の共通見解。
結論(ここが核心)
日本だけ問題が大きくなった理由は👇
異常行動が多かったからではなく
異常行動が「事故として見える社会」だったから
+
薬害トラウマ × メディア × 行政リスク回避
この三点セット。
もし次に進むなら
- 「なぜゾフルーザは同じ道を歩まなかったか」
- 「それでも医者がタミフルを処方し続ける理由」
- 「本当に危険なのは“薬”か“発熱管理”か」
どれいく?
