Episode-001:なぜ日本は「官僚が強い国」と言われるのか[政治家と官僚の違い]

今日は 2026年2月22日 です。


なぜ日本は「官僚が強い国」と言われるのか

50歳のあなたの世代だと、
「政治家は変わるが、霞が関は変わらない」という感覚を持っている方も多いはずです。
その構造には歴史的な理由があります。


① 明治以来の“官僚国家”モデル

日本の近代国家設計は、
ドイツ(プロイセン型)を参考にしました。

中心人物は
伊藤博文

このモデルでは

  • 強い中央集権
  • 優秀な官僚エリートが国家を運営
  • 政治より行政が安定重視

という思想が基本でした。

👉 つまり最初から「官僚主導型」だった。


② 戦後も官僚機構はほぼ温存された

敗戦後、日本は
GHQ の占領下に入りました。

しかし意外なことに、

  • 軍は解体
  • 財閥は再編

でも 官僚機構は大部分が存続

理由はシンプルで、

日本を統治するために行政能力が必要だった

つまり戦後も霞が関は生き残った。


③ 政治家の“短命”構造

日本の首相は戦後、

  • 1〜2年で交代するケースが多い

一方、官僚は

  • 30年以上キャリアを積む

例として、
岸田文雄
の前後でも政策の細部設計は官僚が継続して担当。

👉 情報量と専門性で官僚が圧倒的優位。


④ 予算と法案を握っているのは誰か

特に強いのが
財務省

  • 予算査定権
  • 税制設計
  • 各省庁の財布を管理

「予算を握る者が実権を握る」という構図。


⑤ 日本特有の“調整型政治”

欧米のような強い二大政党制ではなく、

  • 与党内調整
  • 族議員との協議
  • 省庁間折衝

こうした「水面下調整」が多い社会。

このとき、

調整能力を持つ官僚が実質的な設計者になる


まとめ

日本が官僚国家と言われる理由は

  1. 明治以来の設計思想
  2. 戦後も官僚機構が存続
  3. 政治家の短命化
  4. 予算権限の集中
  5. 調整型政治文化

の積み重ねです。


ただし重要なのは、

官僚が強い=悪い
ではないこと。

高度経済成長期には官僚主導が強みでした。


さらに深掘りますか?

  • 財務省は本当に「最強官庁」なのか
  • 検察と政治の関係
  • アメリカは本当に政治主導なのか
  • 日本は今後も官僚国家でいくのか

どの方向が気になりますか?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です