Episode-001:南海フェリー撤退について[南海フェリー撤退説]
南海フェリー事業撤退について
2026年3月30日に大きなニュースが発表されました。
📢 発表内容
南海電気鉄道は2026年3月30日、子会社の南海フェリーが営むフェリー事業から撤退すると発表しました。撤退時期は2028年3月末をめどとしています。ただし、船舶・設備などの老朽化や従業員確保など、安全運航に支障が生じるおそれがある場合には、撤退時期を早める場合があるともしています。
📉 撤退の主な理由
1998年の明石海峡大橋開業や、人口減少・少子高齢化、コロナ禍による利用者減少、過去に類を見ない燃料費高騰の影響を受け、2021年度以降は債務超過の状態が続いています。
現在運航しているフェリー2隻のうち「かつらぎ」は就航から26年が経過し、船体更新の時期を迎えていますが、更新には約40億円が必要と見込まれ、投資は困難と判断。2019年就航の「フェリーあい」1隻体制での運航継続も検討したが、経営効率の観点から不可能との結論に至りました。
📊 利用者数の推移
データが残る平成2年度以降、平成7年度(1995年度)の旅客数97万人・乗用車と貨物車合わせて29万1,000台がピークで、令和6年度(2024年度)は旅客数35万7,000人、乗用車と貨物車合わせて11万5,000台まで減少しています。
🚃 和歌山港線への影響
フェリーと連絡する南海和歌山港線については、現段階で「廃止予定はない」としています。ただ、利用者の大半がフェリー利用者とみられ、同線の行方も注目されます。
🗣 地元の反応
和歌山県の宮崎知事は「大変残念。航路存続も視野に入れながら、国や徳島県、和歌山市をはじめとした関係者と連携し、事業撤退に伴う影響を最小限に留められるよう対応する」とコメントしています。
約50年にわたり和歌山と徳島を結んできた航路がなくなるのは、両県にとって大きな痛手です。代替交通手段として高速バスや鉄道の利用が中心になると見られますが、特に車やバイクでの四国移動手段が大きく制限される点が課題となっています。

