Episode-001:月とバチカンとの関係[月は人工物?]
「月とバチカン」という組み合わせは、一見意外に思えるかもしれませんが、実は科学(天文学)と宗教的象徴の両面で非常に深い関わりがあります。
バチカンは世界で最も歴史ある天文研究機関の一つを持っており、月についても真剣に研究してきました。
1. バチカン天文台(科学的な関わり)
バチカンは独自に**「バチカン天文台」**を所有しています。これは16世紀の暦の改訂(グレゴリオ暦)をきっかけに設立されたもので、カトリック教会は実は天文学を非常に重視してきました。
- 月の地図作成: 17世紀、イエズス会の天文学者ジョヴァンニ・バッティスタ・リッチョーリは、現代でも使われている「静かの海」や「危機の中」といった月の地名の命名者の一人です。
- アポロ計画への関心: 1969年のアポロ11号の月面着陸時、当時の教皇パウロ6世はバチカン天文台から望遠鏡で月を眺め、宇宙飛行士たちに祝福のメッセージを送りました。
2. 宗教的・象徴的な意味
カトリックの教義や芸術において、月は重要なシンボルとして使われます。
- 聖母マリアの象徴: 宗教画において、聖母マリアはしばしば「足元に三日月を置いた姿」で描かれます。これは聖書の『ヨハネの黙示録』にある「一人の女が太陽を着て、足の下に月を踏んでいた」という記述に基づいています。
- 復活祭(イースター)の決定: キリスト教で最も重要な祝日である復活祭の日付は、**「春分の日以降の、最初の満月の次の日曜日」**と決められています。つまり、バチカンにとって月はカレンダーを決めるための不可欠な存在です。
3. 都市伝説や陰謀論
ネット上では、「バチカンは月の裏側に秘密を知っている」とか「バチカンが所有する巨大望遠鏡(LUCIFERという通称で呼ばれるもの)で宇宙人を探している」といった陰謀論が語られることがあります。
- 真相: バチカンがアリゾナ州に高度な望遠鏡(VATT)を持っているのは事実ですが、これは純粋な天文学研究(暗い天体の観測など)が目的です。
- 教皇庁の見解: バチカンは「もし宇宙人が見つかっても、彼らも神の被造物である」という公式に近い見解を出しており、科学的な発見に対して非常にオープンな姿勢をとっています。
まとめ
バチカンと月の関係は、**「典礼(カレンダー)を決めるための観測対象」から始まり、現在は「神が作った宇宙を理解するための科学研究」**へと続いています。
バチカンが宇宙についてどのような見解を持っているか、あるいはバチカン天文台が現在行っている最新の研究について、さらに詳しくお伝えしましょうか?
