Episode-001:歩行補助としての選び方[杖と種類の選び方]
歩行補助としての杖(つえ)の選び方をわかりやすく整理しました。転倒予防や歩きやすさの向上には、自分の体格・目的・使用場面に合った杖を選ぶことがとても大切です。(Mayo Clinic)
✅ 1. まず「何のため」に使うかを考える
- バランスを安定させたい(ふらつき・不安定さがある)
- 片側の足に痛みや弱さがある(膝・股関節・足首など)
→ この場合は「歩行補助杖(一本杖)」が基本です。(Mayo Clinic)
✅ 2. 杖の基本的な種類
📌 一本杖(標準的な杖)
- もっとも一般的で日常生活向き
- 軽くて使いやすい
- バランス補助が目的なら十分な性能
📌 多点杖(3点・4点ベース)
- 底部が三脚・四脚になっていて安定性が高い
- 床への接地面が広く、ふらつきが強い人におすすめ
- ただし歩行リズムが少し取りにくい場合がある (Cleveland Clinic)
✅ 3. 選ぶときの重要なポイント
🪶 ① 長さ(高さ)は正確に
杖の高さが合っていないと、体が傾き・バランスが崩れやすくなります。
- 手を自然に下ろした状態で、手首のくぼみの高さが目安
- その状態で杖を持つと、肘が軽く15〜20度曲がるのが理想です (Mayo Clinic)
🤲 ② 持ち手(グリップ)を選ぶ
手に合う握りやすさが歩行の快適さに直結します。
- デフォルトの持ち手(J字・クロック):一般的・普段使い向き
- オフセット・エルゴノミックタイプ:手や手首の負担を軽減
- 太め・柔らかい素材グリップ:関節痛や手の疲れを軽くする (Cleveland Clinic)
※痛み・手の変形がある場合は、リハビリ専門職に相談して最適なグリップを選ぶのもおすすめです。
🔄 ③ 調節機能
- 調整可能な杖は、自分の身長や季節(靴の厚さ)に合わせやすい
- 高さロックがしっかりしているものを選ぶことで、ずれにくく安全に使えます (Cleveland Clinic)
🧰 ④ 材質・重さ・耐荷重
- アルミ製:軽くて扱いやすい
- スチール製:丈夫で長持ち、重め
- 耐荷重の表示:体重や使い方に見合ったものを選ぶことが大切 (Canes Galore)
✅ 4. 安全に使うための基本
- 杖は足と一緒に前に出す:弱い側の足と杖を同時に前に出すとバランスが取りやすい (Mayo Clinic)
- 階段では手すりも併用
- 杖先のゴムは消耗品なので、摩耗したら取り換えましょう (Mayo Clinic)
🧠 最後に — 迷ったら
- 初めての杖なら、医療職(理学療法士や整形外科)で評価・フィッティングを受けるのが安心です
- 自宅・外出用に複数タイプ持つ人もいます(室内は多点杖、外は軽量杖など) (Cleveland Clinic)
必要なら、おすすめの杖の具体的なモデルや、どんな場面にどのタイプが向いているか比較も紹介できますよ。どんな場所で使うことが多いですか?(例:家の中・外・段差の多い道など)

