Episode-001:電力問題[データセンターとは]
データセンターと「電力問題」の本質
AI時代に入り、電力は最大のボトルネックになっています。
問題は「足りるか?」ではなく――
“安定・安価・クリーン”の3つを同時に満たせるか
です。
① どれくらい電気を使うのか?
🔹 1施設で数万〜数十万kW
大型データセンター
= 中規模都市レベルの消費電力
生成AI用GPUラックは
👉 従来サーバーの5〜10倍の消費電力
👉 ラック1本で100kW超も珍しくない
世界ではすでに:
- データセンターが国全体の電力の10%超(アイルランド)
- 米国では急増で原発再稼働議論
② なぜ問題になる?
1️⃣ 送電網が追いつかない
発電所があっても
⚠ 送電線の容量が足りない
特に日本は:
- 地域電力分断構造
- 東西周波数違い(50Hz/60Hz)
- 再エネの出力変動
2️⃣ 再エネとの相性問題
データセンターは
👉 24時間安定供給が絶対条件
でも再エネは:
- 夜は発電しない
- 風が吹かないと止まる
だから現実は:
LNG火力に依存
つまり
AIが増えるほどガス依存が強まる構造。
3️⃣ 冷却コスト
電力の30〜50%が冷却に消えることも。
冷却方式:
- 空冷
- 液浸冷却(次世代)
- 海水冷却(沿岸型)
今後は
👉 北海道・東北・海外寒冷地へ移動加速
③ 日本で起きる可能性
シナリオA:電力逼迫
AI専用データセンターが急増
↓
夏のピーク電力逼迫
↓
電気料金上昇
家庭にも直撃。
シナリオB:原発再評価
「AI競争に勝つため」という理由で
原発再稼働議論が加速する可能性。
これはかなり現実的。
シナリオC:地方分散
北海道・九州・北陸が
データセンター特区化。
土地価格や工業団地需要に影響。
④ 投資・資産防衛視点
50代以降の戦略として重要なのは:
🔹 電力株
- 発電能力のある企業
- LNG・原発保有
🔹 送電インフラ
- 送電線増強銘柄
- 変電設備関連
🔹 半導体×電源装置
- 電源IC
- 冷却技術
🔹 データセンターREIT
AIは止まらない
=電力需要も止まらない
⑤ 本質的な問い
AI社会は「電力国家」になる
今後の競争は:
- 半導体戦争
- 電力確保戦争
- 水資源戦争
この3つが絡む。
さらに深掘りますか?
- ① 日本の電気料金は今後どうなる?
- ② 原発は本当に再評価される?
- ③ 家庭が備えるべき現実的対策
- ④ AIバブルは電力で止まる?
どれを構造からいきますか?
