Episode-002:それでも医者がタミフルを処方し続ける理由[タミフルを市販薬の可能性]
ここ、感情論を全部はがして医者の頭の中で見ると、かなり合理的なんだよね。
① インフルは「自然治癒に任せると地獄を見る病気」
まず大前提。
- インフルは
ただの高熱風邪じゃない - 特に
- 高齢者
- 基礎疾患あり
- 小児
- 妊婦
この層で起きるのは👇
- 肺炎
- 心筋炎
- 脳症
- 急激なADL低下
👉 医者は
**「治るか」より「こじらせないか」**を見てる。
② タミフルは“効くかどうか”じゃなく“事故率を下げる薬”
ここが最大の誤解。
- 解熱剤:症状を和らげるだけ
- タミフル:ウイルス増殖を止める
効果は派手じゃないけど👇
- 発熱期間短縮:1日前後
- 重症化率・合併症リスクを確実に下げる
医者視点では
「1日短縮」=「事故を減らす」
③ 発症初期48時間は「何もしない」が一番危ない
- 初期はウイルス量が爆発的に増える
- 脳症・異常行動もこの時期に集中
👉
薬を使わず“様子見”が一番リスク高いケースがある
だから
- 早期なら出す
- 48時間超えてたら出さない
この線引きがやたら厳密。
④ 「異常行動リスク」より「無治療リスク」が大きい患者が多い
特に👇
- 65歳以上
- COPD・心疾患・糖尿病
- 乳幼児
この層で
- タミフルを避けて悪化
→ 責任も被害も取り返しがつかない
一方で
- 異常行動は
注意喚起と見守りでほぼ回避可能
👉 医者は天秤にかけてる。
⑤ 医療訴訟リスクの現実(これも正直な話)
日本の医者が一番怖いのは👇
- 「出した」より
- 「出さなかった」結果の悪化
ガイドラインに沿って
- 適応患者に
- 適切な説明をして
- 処方した
これは
法的にも一番守られる行動
⑥ 実はタミフル以外が万能じゃない
- ゾフルーザ
- 単回投与は便利
- でも耐性問題・再発熱
- リレンザ
- 吸入できない高齢者多い
- イナビル
- 吸入失敗リスク
👉
内服で確実に入るタミフルは今も“安定枠”
⑦ 医者が本当に気にしているのは「飲ませ方」
処方時、内心ここを一番考えてる👇
- 夜間に一人にしない
- 服用後2日間は目を離さない
- 解熱剤を乱用しない
- 水分・睡眠
つまり
「薬」より「管理」
結論(医者の本音)
タミフルは
最強の薬でも、危険な薬でもないただ
今ある選択肢の中で、
一番“事故が少ない”カード
だから
- 使う
- でも慎重に
- 説明を厚くして
処方は続く。
もし次に行くなら
- 「なぜ医者はゾフルーザを“慎重にしか勧めない”のか」
- 「患者側が“出されたら必ず守るべき3ルール”」
- 「タミフル神話と誤解ベスト5」
どれ、いく?
