Episode-002:オロイドと球の決定的違い[オロイドの特徴]
これは核心中の核心だね。
オロイドと球の決定的違いは、形そのものより――
**「運動がどこまで情報を持つか」**にある。
結論を先に言うと👇
球は“同じことを繰り返す立体”
オロイドは“一度も同じにならない立体”
① 対称性の量がまるで違う
球
- 全方向に完全対称
- 回しても、転がしても
👉 外見も接地条件も変わらない - 数学的には
👉 SO(3) の完全対称体
オロイド
- 対称性は最低限
- 向きが変われば
👉 接地線・重心・回転軸が全部変わる - 「特権的な方向」が存在する
👉
対称性が多い = 情報が消える
対称性が少ない = 情報が残る
② 接地の次元が違う
| 球 | オロイド | |
|---|---|---|
| 接地 | 点 | 線 |
| 接地位置 | 常に同型 | 常に異なる |
| 接地履歴 | 記憶しない | 記憶する |
球は
- どこが触れても「同じ点」
オロイドは
- どこが触れたかで次が変わる
👉 転がりが履歴依存になる。
③ 運動が周期か、非周期か
球
- 回転 → 必ず周期的
- 一定距離で
👉 元の状態に戻る
オロイド
- 回転と姿勢がズレ続ける
- 同じ状態に戻るには
👉 無限に近い回転が必要
これが
全表面が接地する原因でもある。
④ 「洗えるかどうか」の差(実用的決定打)
球
- 表面の多くが
👉 一生床に触れない - 洗浄・摩耗・攪拌が偏る
オロイド
- 必ず全表面が接地
- 摩耗・洗浄・混合が均一
だから実際に:
- 洗浄装置
- ミキサー
- 自動研磨
- 芸術オブジェ
で球より優先される。
⑤ 一言で言うと
- 球:完全すぎて、何も起きない
- オロイド:不完全だから、全部起きる
数学的には
- 球=冗長な対称体
- オロイド=運動で性質が露出する立体
もし次に行くなら
- 「なぜ“立方体”とも違うのか」
- 「オロイドはカオスか?」
- 「なぜ人間は球を“美しい”と感じるのか」
どれ行く?
