Episode-002:国内製造と国産製造との違い[国内製造の現状]
とても重要な違いです。
食品分野では特に表示の意味が全然違うことがあります。
■ 結論(まずここ)
| 用語 | 意味 | 原料 | 加工場所 |
|---|---|---|---|
| 国内製造 | 日本で加工した | 海外でもOK | 日本 |
| 国産製造 | 日本原料を使って日本で加工 | 日本 | 日本 |
※ただし「国産製造」は法律上の正式用語ではなく、マーケティング表現として使われることが多いです。
■ ① 国内製造とは
最終加工が日本国内で行われたことを示す表示。
例:
- アメリカ産小麦 → 日本の工場でパン製造
→ 「国内製造」
つまり
👉 原料は輸入でもOK
多くの大手食品会社がこの形態です。
■ ② 国産製造とは
明確な法的定義はありませんが、一般的には
原料が国産で、かつ国内で加工
を意味するケースが多い。
例:
- 北海道産小麦
- 国産大豆の豆腐
- 国産豚肉のハム
■ なぜ混乱が起きるのか?
食品表示は
消費者庁
が管轄し、食品表示法に基づきます。
しかし、
- 「国内製造」は制度上の表示区分
- 「国産製造」は法律用語ではない
ため、企業の表現次第で印象が変わる。
■ よくある誤解
❌ 国内製造=国産原料
→ 違う
❌ 国産と書いてあれば全部国産
→ 主原料のみ国産のケースあり
■ 実務的チェックポイント(50代の目利き向け)
- 原料原産地表示を見る
- 「〇〇(国内製造)」のカッコ書きに注意
- 加工地と原料産地は別物と理解
■ 2030年代に起きる可能性
今後は
- 原料国産化を強調するブランド
- 価格優先の国内加工モデル
の二極化が進む可能性大。
特に有事や円安が長期化すると
「本当の国産」の価値は上がります。
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