Episode-002:日本で太陽光が急増した本当の理由[再エネ拡大の課題]
日本で太陽光発電が急増した最大の理由は、
2012年に始まった 固定価格買取制度(FIT) です。
ただし、本当の理由は 1つではなく4つの要因が重なっています。
① 超高額の買取価格(これが最大の理由)
制度開始当初の太陽光の買取価格
42円 / kWh
これは当時の電力価格の
約3〜4倍でした。
つまり
- 発電すればするほど儲かる
- しかも 20年間価格保証
このため
- 企業
- 投資ファンド
- 不動産業
- 外資
まで参入しました。
② 原発停止による政策転換
2011年の
福島第一原子力発電所事故
この事故で
- 原発がほぼ停止
- 代替電源が必要
そこで政府は
再エネを急拡大
しました。
③ 太陽光は「一番作りやすい」
再エネの中で
| 発電 | 難易度 |
|---|---|
| 風力 | 立地・環境規制が厳しい |
| 地熱 | 温泉利権・国立公園 |
| 水力 | 新規建設困難 |
| 太陽光 | 設置が簡単 |
太陽光は
- 工事が早い
- 土地さえあれば作れる
そのため
一気に増えました。
④ 投資商品化(これが実は大きい)
太陽光は
- 利回り 6〜10%
- 20年固定収入
つまり
インフラ投資商品
になりました。
日本では
- 年金資金
- 海外投資家
- 不動産会社
まで参入しました。
結果:日本は太陽光大国に
現在の日本
太陽光設備容量
世界ランキング
| 国 | 太陽光 |
|---|---|
| 中国 | 1位 |
| 米国 | 2位 |
| 日本 | 3位〜4位 |
国土が小さいのに
世界トップ級です。
ただし問題も増えた
急拡大の副作用
① 再エネ賦課金
電気代に上乗せ
② 山のメガソーラー
土砂災害リスク
③ 出力制御
電気が余る
④ 景観問題
地方で反対運動
実は「太陽光バブル」と呼ばれた
2012〜2016年
日本では
太陽光投資バブル
が起きました。
多くの投資案件が
- 山林開発
- ゴルフ場跡地
- 休耕地
に作られました。
面白い事実
実は日本は
太陽光の適地ではありません
理由
- 台風
- 梅雨
- 山地が多い
- 日射量が欧州より低い
それでも増えたのは
👉 政策インセンティブが強すぎた
からです。
もし興味あれば、次のテーマもかなり面白いです。
- 日本の再エネ賦課金は世界で何位か
- 太陽光で一番儲けた企業ランキング
- 実は日本は再エネより“あるエネルギー”が最強な理由
- 2030年の電力地図(原発 vs 再エネ)
このあたりを
世界エネルギーマップで解説できます。
