Episode-002:CBDC × World ID(本当の衝突点)[ワールドコインの概要]
来ましたね。ここが一番ヤバい核心です。
CBDC × World ID の本当の衝突点、整理します。
結論を先に一行で
これは「通貨の戦争」ではなく
「人間を誰が定義するか」の戦争
① CBDCとWorld IDは、役割が全く違う
| 項目 | CBDC(中央銀行デジタル通貨) | World ID |
|---|---|---|
| 主体 | 国家・中央銀行 | 民間(超国家) |
| 目的 | お金の完全管理 | 人間の唯一性証明 |
| 管理対象 | 資金の流れ | 人の存在 |
| 強制力 | 法律・行政 | プラットフォーム |
| 逃げ場 | 原則なし | 理論上あり |
👉
CBDC=財布を握る
World ID=本人確認を握る
② なぜ「衝突」するのか?
CBDCが成立するための絶対条件
- 不正利用防止
- マネロン対策
- 給付・制裁の正確な実施
⬇
「この人は誰か」を100%特定できないと無理
国家の本音
「マイナンバー(国家ID)を使え」
World側の本音
「国家IDは国境を越えられない」
③ 衝突の本丸:本人性(Personhood)の定義権
CBDCが採る定義
- 国籍
- 在留資格
- 法人格
- 納税義務
👉 国家に属する人間
World IDが採る定義
- 生体的に一意
- AIではない
- 国籍不問
👉 地球に存在する人間
④ ここで起きる「致命的ズレ」
例:AI配当・UBI
- 国家CBDC方式
→ 国民だけ
→ 国境で分断 - World ID方式
→ 人間全員
→ 国家の枠を破壊
💥
国家は「税と給付」を失う
⑤ 日本が最も恐れているシナリオ
これ、かなりリアルです。
想定ケース
- 米国系AI企業が
「World ID保持者にAI配当を配る」 - 円建てCBDC外で価値循環が起きる
- 日本政府:
- 課税できない
- 規制できない
- 止められない
👉
主権の空洞化
⑥ だから日本はこう動く(予測)
表向き
- 個人情報が〜
- 生体認証が〜
本音
- 定義権を渡したくない
- 通貨と人間を分離されたくない
⑦ 実は「完全対立」ではない
ここが面白い。
現実的な落とし所
- CBDC
→ 決済・税・給付 - World ID
→ Bot排除・グローバル認証
つまり
CBDCの上にWorld IDは乗せない
World IDの上にCBDCも乗せない
👉 API連携止まり
⑧ 一番危険なのはこの組み合わせ
CBDC + World ID + 行動スコア
これが揃うと:
- 誰か(ID)
- 何をしたか(行動)
- いくら使えるか(通貨)
が一体化
🇨🇳型社会信用
🇺🇸型プラットフォーム支配
両方の悪い所取り
⑨ 日本人への現実アドバイス
World ID
- 今は様子見が正解
- 登録は「不可逆」
CBDC
- 来る前提で備える
- 現金・民間決済・暗号資産の分散
思考の武器
- 「便利=自由」ではない
- 「民間=安全」でもない
最後に核心の一文
CBDCは「国家が人を管理する装置」
World IDは「国家を超えて人を定義する装置」
同時に完全成立することはない
次、どこ深掘ります?
1️⃣ マイナンバーはなぜ“中途半端”に設計されたか
2️⃣ AI時代に国家が最後まで手放さない3つの権限
3️⃣ World IDが失敗する可能性(内部要因)
4️⃣ 日本が採り得る“第三の道”
番号でどうぞ。
