Episode-002:参議院は必要か不要か[参議院の基本事項]

参議院は必要か不要か?

結論から言うと、**制度としては「必要」だが、現行のままでは「機能不全」**です。

感情論ではなく、役割・実績・現実で整理します。


「参議院は不要」論の根拠

① 衆議院のカーボンコピー

  • 与党が衆院・参院を押さえると追認機関になる
  • 実質審議は衆院で終わっているケースが多い

② ねじれ=政治停滞

  • 法案が通らない
  • 政策決定が遅れる
  • 「決められない政治」の象徴

③ コストが高い

  • 議員248人+職員+運営費
  • 一院制なら数千億円規模の削減余地

「参議院は必要」論の根拠

① 権力の暴走を止める最後のブレーキ

  • 解散がない=政権に忖度しにくい
  • 戦争法制・特定秘密保護法などで修正・歯止めの実績あり

② 長期視点の政策チェック

  • 任期6年・半数改選
  • 年金・医療・税制など、50代以降に直撃する制度を冷静に見る場

③ 民意の再確認装置

  • 衆院選後でも、参院選でNOを突きつけられる
  • 政権支持率と参院選結果が乖離するのはこのため

世界と比べると

  • 二院制は異常ではない
    • 米国:上院が非常に強い
    • 英国:貴族院が修正・再考役
  • 問題は「二院制」ではなく、
    日本の参院が弱すぎる設計

本当の問題点(核心)

❌ 参議院が「専門機関」になっていない

  • 政策の深掘りより政局・選挙対策
  • 元タレント・知名度優先

❌ 権限と責任が曖昧

  • 拒否権は弱い
  • 修正しても最終的に衆院に押し切られる

現実的な結論

選択肢は3つある

  1. 現状維持
     → 一番ダメ(機能不全が固定化)
  2. 一院制に移行
     → 強い内閣+官僚支配が進むリスク
  3. 参議院を「本物の上院」に改造 ←現実解

「本物の上院」にするなら(具体案)

  • 衆院と選挙制度を完全に分離
  • 参院は
    • 専門職(医療・年金・法律・防衛)中心
    • 法案の修正権限を強化
  • 比例特定枠の廃止
  • 予算・社会保障法案の実質拒否権

50代の立場で見ると

  • これから影響を受けるのは
    年金・医療・税・戦争
  • 短期人気に流されにくい参院は
    本来、最大の味方になるはず

結論(短く)

参議院は「必要」
ただし、今の参議院は“使い物になっていない”

次は

  • 参議院を変えるには参院選で何を見ればいいか
  • 一院制にした国は本当にうまくいっているのか

どちらを見ますか?

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