Episode-003:山田氏の主張はどこまで実現可能か?[オーガニック給食導入]

📅 2026年2月18日

山田正彦 の主張はどこまで実現可能か?

結論から言うと、
**「一部は現実的」「全面実現はかなり難しい」**というのが政策的な評価です。
分野ごとに分解します。


① 種子の公共管理復活

実現可能性:★★★☆☆(中程度)

主要農作物種子法は廃止されましたが、
現在は都道府県レベルで独自条例を制定する動きが広がっています。

▶ 国レベルで完全復活は政治ハードル高い
▶ 地方レベルでは実質的な復活は可能

👉 「部分的実現」はすでに進行中。


② 有機農業の大規模拡大

実現可能性:★★☆☆☆(低〜中)

日本の有機農地割合はまだ数%レベル。
全面転換には:

  • 収量低下リスク
  • 農家の高齢化
  • 価格上昇
  • 人手不足

という壁があります。

ただし政府も「みどりの食料システム戦略」で有機拡大を掲げているため、
段階的拡大なら現実的

👉 全国給食100%有機はほぼ不可能
👉 一部導入や地域限定なら可能


③ GMO・ゲノム編集表示強化

実現可能性:★★★☆☆(中)

表示強化は政治判断で可能。
ただし国際貿易との整合性が問題になります。

WTOルールや貿易協定との衝突リスクがあるため、
完全義務化は調整が必要。


④ 食料自給率の大幅向上

実現可能性:★☆☆☆☆(かなり難しい)

カロリーベース自給率は約4割前後。
これを大きく引き上げるには:

  • 飼料穀物の国産化
  • 農地拡大
  • 食生活の大幅転換

が必要。

👉 現在の食生活のままではほぼ不可能
👉 国民の食習慣改革まで踏み込めば理論上は可能


⑤ 外資による種子支配の阻止

実現可能性:★★★☆☆(中)

完全支配は現状では現実的でないが、
特定作物では民間比率が上昇傾向。

法規制や公的研究強化で一定の歯止めは可能。


総合評価

分野実現可能性
地方レベル種子管理
有機給食の部分導入
表示強化
全国的完全有機化
自給率大幅上昇非常に低

本質的な壁は何か?

  1. 財政制約
  2. 農業労働力不足
  3. 国際貿易体制
  4. 消費者価格への影響

現実的シナリオ(2030年代)

  • 有機比率は緩やかに上昇
  • 給食は一部有機モデルが拡大
  • 種子は地方分権型管理が広がる
  • 自給率は微増程度

つまり
思想の全面実現ではなく、部分的制度化が現実路線です。


さらに踏み込みますか?

・実は最大のボトルネックは何か?
・経済合理性で見た場合の勝算は?
・10年後、評価は上がるか下がるか?

どの角度で深掘りしますか?

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