Episode-004:なぜ日本人の多くは牛乳を完全に消化できないのに給食に残ったのか[牛乳の秘密]
日本人の多くが牛乳を完全に消化できない(乳糖不耐症が多い)と言われるのに、学校給食で牛乳が続いたのには 政策・栄養・農業の3つの理由があります。🥛
① 栄養政策(カルシウム不足対策)
戦後の日本では、子どもの栄養不足が深刻でした。
日本人の食事は
- 米中心
- 動物性食品が少ない
そのため政府は
カルシウム不足
を問題視しました。
そこで栄養政策として牛乳が採用されました。
関係する政府機関
- 農林水産省
- 文部科学省
牛乳は
- カルシウム
- たんぱく質
- ビタミン
を一度に補える食品として扱われました。
② 酪農政策(農業を守る)
1960年代以降、日本は酪農を国家産業として育てました。
牛乳の安定消費が必要になり、
学校給食は巨大な固定市場になりました。
牛乳を外すと
- 牛乳余剰
- 酪農家の経営悪化
になるため、政策として維持されました。
③ 「完全に消化できない=飲めない」ではない
乳糖不耐症でも
少量なら飲める人が多い
という研究があります。
関係する医学分野
- 消化器学
実際には
- 腹痛
- 下痢
が出る人もいますが
多くは軽度です。
そのため政策的には
問題なしと判断されてきました。
④ 子どもは大人より消化しやすい
子どもは
ラクターゼ酵素
を比較的多く持っています。
そのため
- 子どもは飲める
- 大人になると弱くなる
という傾向があります。
⑤ 「慣れ」で消化能力が上がるという考え
研究では
牛乳を継続して飲むと
腸内細菌が変化して
症状が軽くなる
可能性も指摘されています。
関係する分野
- 腸内細菌学
まとめ
牛乳が給食に残った理由
| 理由 | 内容 |
|---|---|
| 栄養政策 | カルシウム補給 |
| 農業政策 | 酪農支援 |
| 医学判断 | 少量なら問題なし |
| 文化形成 | 子どもの頃から習慣化 |
つまり
牛乳は「栄養政策+農業政策」で定着した食品です。
実はここからが面白い話ですが、研究では
日本人の約60〜70%が乳糖不耐症
と言われています。
しかし逆に
世界で最も牛乳を飲める民族
もあります。
それは
北ヨーロッパ人です。
もしよければ次を図で解説できます👇
- 世界の 「牛乳消化能力マップ」
- なぜ オランダ人は世界一背が高いのか
- なぜ 日本人は牛乳を飲むのに背が高くならないのか
このテーマは人類進化の話までつながります。🥛
