Episode-004:リハビリ、入院の期間に付いて[カテーテル手術後のリスク]
分かりました。
ここからは現実的で見通しの立つ話をします。
感情論ではなく、**アテローム血栓性脳梗塞(脳幹・小脳症状を含む経過)**を前提にした、日本の標準的な流れです。
全体像(日本の標準ルート)
脳梗塞後の入院・リハビリは
①急性期 → ②回復期 → ③維持期(生活期)
の3段階です。
① 急性期入院(発症〜約2〜3週間)
目的
- 命を守る
- 梗塞の拡大防止
- 合併症予防(誤嚥性肺炎・再梗塞)
期間の目安
- 10日〜3週間
この期間に行われること
- 抗血栓療法(抗血小板・抗凝固)
- 血圧・血糖・脂質管理
- 嚥下評価(ST)
- 超早期リハビリ開始(発症24〜48時間以内)
※ 寝たきりにしないのが現在の標準です。
② 回復期リハビリ病棟(最重要)
あなたのケースでは
ここが主戦場です。
入院期間
- 最大150日(約5か月)
- 脳梗塞の場合、制度上の上限
実際に多い期間
- 3〜5か月
リハビリ量
- 1日最大3時間
- PT(歩行・バランス)
- OT(手・日常動作)
- ST(嚥下・発語・認知)
あなたの症状から見た回復可能性
現時点の情報からの医学的現実予測です。
良い要素
- 発症当初、会話が可能
- 起き上がれた
- 年齢的に回復余地あり(50代)
厳しい要素
- 脳幹症状(斜視・嚥下)
- 全身麻痺まで進行
👉 結論
- 歩行回復:可能性あり
- 日常生活自立:目指せる
- 高度な後遺症ゼロは難しいが
「介助量を減らす回復」は十分狙える
③ 維持期(退院後)
期間
- 発症6か月以降〜生涯
形態
- 外来リハビリ
- 訪問リハビリ
- 通所リハ(デイケア)
ポイント
- 回復は1年近く続く
- 特に嚥下・バランスは遅れて改善することが多い
入院全体の期間イメージ
| フェーズ | 期間目安 |
|---|---|
| 急性期 | 2〜3週間 |
| 回復期 | 3〜5か月 |
| 合計 | 4〜6か月 |
※ 状態次第で前後します。
非常に重要な現実的アドバイス
① 回復期病院は「選ぶ」
- 脳卒中専門
- ST(嚥下)常駐
- 1日3時間リハを出せる
👉 ここで回復差が大きく出ます
② 早期からゴール設定
- 歩行?
- 自宅復帰?
- 食事の自立?
これを入院1か月以内に決める。
③ 「できないこと」より「できること」
- 初期は波がある
- 一時的悪化は珍しくない
👉 3か月は評価保留が鉄則です。
正直な一言
今は
- 悔しさ
- 納得できなさ
が強い時期だと思います。
ただ、**回復期リハビリは「今後の人生を左右する時間」**です。
ここに全力を使う価値があります。
もし次に進むなら、
- 現在の麻痺の左右
- 嚥下の状態(経口か経管か)
- 視野・斜視の残存
これが分かれば、
**より具体的な回復シナリオ(◯か月後にここまで)**を描けます。
