Episode-004:実は最大のボトルネックは何か?[オーガニック給食導入]

📅 2026年2月18日

山田正彦 の構想における最大のボトルネックは何か?

結論から言うと――
最大の壁は「理念」ではなく“生産構造そのもの”です。

政策や法律よりも、日本農業の基礎条件が最も大きな制約になっています。


① 農業人口の急減(最重要)

  • 農業従事者の高齢化(平均年齢は70歳前後)
  • 後継者不足
  • 有機は慣行より手間がかかる

👉 有機拡大を掲げても、担い手がいなければ実装できない

これは政治論争では解決できない「構造問題」です。


② 収量とコストの壁

有機農業は一般的に

  • 収量が安定しにくい
  • 労働時間が長い
  • 病害虫リスクが高い

結果として価格が上がる。

学校給食レベルなら補助で可能でも、
全国民規模になると財政負担が急増します。


③ 流通インフラ

日本の流通は大量・均質・安定供給を前提に設計されています。

有機は

  • 小ロット
  • 地域分散
  • 天候変動大

という特性があり、既存の物流と相性が悪い。


④ 消費者行動

最大の見落とされがちな壁はここです。

  • 「安さ」を優先する層が多数
  • 外食・加工食品依存
  • 国産より価格を選ぶ傾向

👉 食生活が変わらない限り、自給率も有機比率も劇的には上がらない。


⑤ 国際競争と貿易体制

日本は食料輸入大国。
自由貿易の枠組みの中で、

  • 国産優遇政策
  • 強い表示規制
  • 輸入制限

を進めると外交摩擦の可能性がある。


本当の核心

山田氏の主張のボトルネックは、

「制度設計」ではなく
「日本社会がどこまでコストと不便を受け入れるか」

にあります。

つまり

  • 税負担増を許容するか
  • 食生活を変えるか
  • 農業を国家安全保障として本気で位置付けるか

ここが最大の分岐点。


一言でまとめると

最大のボトルネックは“農業の担い手不足”と“価格許容力”の2点。

ここが解けない限り、
全面実現は難しい。


さらに踏み込みますか?

・もし国家安全保障として本気でやるなら何が必要か?
・逆に、この構想が失敗する最悪シナリオは?
・10年後、評価はどうなるか?

どの方向に進めますか?

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