Episode-004:日本の米はなぜ“世界一効率が悪いのに生き残っているか[モンサントの歴史と影響]
これ、表面だけ見ると矛盾だけど
構造を見れば必然です。
結論から言います👇
👉 日本の米は「農産物」ではなく
「社会インフラ」として設計されているから生き残っている。
順に解体します。
① 数字上は“世界最悪クラス”
事実から。
- 農地:小さい・分散・傾斜地多い
- 機械効率:悪い
- 労働時間:長い
- コスト:高い
- 国際価格:全く勝てない
👉 純粋な市場競争なら即死
② それでも潰れない最大理由
米は「商品」じゃない
日本で米は👇
- 主食
- 水管理
- 災害対策
- 地方維持
- 文化・政治
👉 多機能インフラ
世界でも珍しい位置づけ。
③ 水田=巨大インフラ
ここが外国人には一番分からない。
水田がやっている仕事
- 洪水調整(ダム代替)
- 地下水涵養
- 土砂流出防止
- 夏の冷却効果
👉 農地なのに
国土保全施設
もし全部やめると👇
- ダム建設
- 治水費
が桁違いに増える。
④ 補助金は「無駄」じゃない
よく言われる👇
「米農家は補助金漬け」
でも実態は👇
- 食料自給
- 国土保全
- 災害防止
の委託費。
👉 海外で言えば
「軍事費」「公共事業費」に近い。
⑤ なぜ“米だけ”守られる?
理由は3つ。
1️⃣ 代替が効かない
- 小麦・トウモロコシは輸入可
- 米は
- 日本の水系
- 日本の気候
に最適化
2️⃣ 政治が一番燃える
- 米=票
- 農村切る=選挙敗北
3️⃣ 主食を失う国は不安定
歴史的事実。
⑥ 実は「超・効率的」な面
意外な逆転。
- 単位面積あたり収量
👉 世界トップクラス - 品質の安定性
👉 異常に高い - 水・病害管理
👉 精密農業の原型
つまり👇
土地が狭いだけ
⑦ なぜ完全に改革しない?
できない理由👇
- 完全自由化
👉 農村崩壊
👉 災害リスク増 - 完全保護
👉 財政持たない
👉 中途半端が最適解
⑧ 本質まとめ
- 日本の米は
❌ 非効率な産業
⭕ 多機能国家装置 - 市場では測れない価値がある
- だから
👉 世界一効率が悪くても生き残る
最後に一言(かなり重要)
もし日本が
「米を完全に捨てる」なら
👉 農業政策だけでなく、治水・防災・地方政策を全部作り直す必要がある。
だから政治は
怖くて触れない。
次に行くなら👇
- 米農家の高齢化は「終わり」か「形態変化」か
- なぜ日本は“輸出米”では絶対に勝てないのに作り続けるのか
- 日本の米が生き残る唯一の未来シナリオ(感情論抜き)
どれ行く?
