Episode-004:日本人は世界で一番“揚げ物を食べる民族”と言われる理由[植物性油の評価]
「日本人は世界で一番揚げ物を食べる民族」と言われることがありますが、
これは統計的に“完全な1位”という意味ではなく、
日常食として揚げ物の種類と頻度が非常に多い国という意味で使われることが多いです。
その理由を歴史から説明します。
① 揚げ物文化の始まりは南蛮料理
日本の揚げ物文化は16世紀に始まります。
ポルトガル人が日本へ持ち込んだ料理が
天ぷら
です。
この料理は
- 小麦粉衣
- 油で揚げる
という当時の日本には珍しい調理法でした。
② 江戸時代に屋台料理として爆発
江戸時代になると
- 屋台
- ファストフード
として広まりました。
特に
江戸
では天ぷら屋台が大人気でした。
理由
- 魚が豊富
- ごま油が使えた
- 短時間で作れる
つまり
世界でも珍しい「揚げ物ファストフード」
でした。
③ 明治以降、揚げ物がさらに増える
西洋料理が入ると
新しい揚げ物が登場します。
代表例
- とんかつ
- コロッケ
- メンチカツ
特に
とんかつは日本独自に進化した料理
です。
④ 戦後、家庭料理の主役になる
戦後になると
安価な植物油が普及します。
例
- 菜種油
- 大豆油
これにより
家庭でも揚げ物が作れるようになります。
ここで登場したのが
- 唐揚げ
- エビフライ
です。
⑤ コンビニ文化が決定的
日本特有の現象が
コンビニ揚げ物
です。
代表例
- フライドチキン
- コロッケ
コンビニ
- セブン-イレブン
- ファミリーマート
- ローソン
ここで
いつでも揚げ物が買える
国になりました。
これは世界でもかなり珍しいです。
⑥ 種類の多さが世界トップ級
日本の揚げ物は非常に多いです。
主なもの
- 天ぷら
- とんかつ
- 唐揚げ
- コロッケ
- エビフライ
- 串カツ
揚げ物が
- 屋台
- 居酒屋
- 家庭
- コンビニ
すべてに存在します。
まとめ
日本が揚げ物大国と言われる理由
- 南蛮料理の影響
- 江戸の屋台文化
- 明治の洋食
- 戦後の植物油普及
- コンビニ文化
その結果
揚げ物が日常食として定着した国
になりました。
もし興味があれば、もう一つ面白いテーマがあります。
「実は日本は“世界最大のコンビニ揚げ物市場”」
(年間数千億円規模)
この仕組みを知ると、日本の食文化の特殊さがよく分かります。

