Episode-004:消費税は本当に逆進的で悪税なのか?[日本を良くしようとする人]
2026年2月26日
結論から言うと、
消費税は「逆進的な性質を持つ」が、単純に“悪税”と断定できるものではないです。
評価は「何と組み合わせるか」で変わります。
■ ① 逆進的なのは事実か?
✔ 理論的には逆進的
低所得層ほど
「所得に占める消費の割合」が高い。
例:
- 年収200万円 → ほぼ全額消費
- 年収2000万円 → 一部は貯蓄・投資
同じ10%でも、
可処分所得に対する負担割合は低所得層の方が重い。
これは統計的にも確認されています。
■ ② でも“悪税”なのか?
ここが議論の分かれ目です。
▶ 消費税のメリット
- 景気変動に比較的強い(安定財源)
- 高齢者も負担する(所得税は働く世代中心)
- 海外企業や観光客も負担
- 脱税しにくい
高齢化社会では、
「働く世代だけに負担を集中させない税」とも言えます。
■ ③ 問題は“設計”
逆進性を緩和する方法はあります。
- 軽減税率
- 給付付き税額控除
- 低所得層への現金給付
欧州では消費税率20%前後でも、
再分配政策で全体として累進的になる国もあります。
■ ④ 日本特有の問題
日本は
- 所得再分配が弱い
- 給付付き税額控除が未整備
- 社会保障が高齢者偏重
このため、
消費税の逆進性が体感的に強くなる。
■ ⑤ 本質
消費税単体で見ると逆進的。
しかし、
「社会保障+所得税+給付」を含めた“全体設計”で判断すべき税。
■ 現在の立場の違い
- 廃止・大幅減税派
→ れいわ新選組 - 時限減税派
→ 国民民主党 - 維持・安定財源重視
→ 自由民主党
■ 私の整理
消費税は
✔ 「逆進性はある」
✖ 「だから即悪税」とは言えない
本当に問うべきは、
日本は“消費税に頼る構造”が最適か?
という点です。
もし踏み込むなら:
- 消費税ゼロにしたら経済は本当に成長するのか?
- 法人税を上げれば代替できるのか?
- 日本は北欧型に移行できるのか?
どの方向で深掘りますか?
