Episode-004:社会保障?[今の日本の仕組み]
では「社会保障を大きく変えたくないのは誰か?」を、構造で整理します。
① 受給側(特に高齢層)
年金・医療・介護の中心的受益層。
日本は高齢化率が約30%に迫る社会です。
年金制度の中核は
日本年金機構 が運営。
医療制度は
厚生労働省 が所管。
給付削減や自己負担増は、生活に直結します。
この層は投票率も高い。
② 医療・介護業界
- 病院
- 医師会
- 製薬企業
- 介護事業者
診療報酬・介護報酬は国が決めます。
報酬体系が変わる=収益構造が変わる。
大規模改革には慎重になります。
③ 財政当局
社会保障費は毎年増加。
管理しているのは 財務省。
大幅拡充にも、急激削減にも慎重。
「持続可能性」が最優先。
④ 現役世代も実は複雑
50歳前後は
✔ 社会保険料の負担ピーク
✔ 親の介護リスク
✔ 自分の老後準備
つまり「負担側」でもあり「将来受給側」でもある。
制度を壊せば将来自分も影響を受ける。
だから全面否定しきれない層でもあります。
本質的な構造問題
日本の社会保障は:
- 高齢世代に厚い
- 現役世代の負担が重い
- 少子化で支える人数が減る
いわゆる「賦課方式」の限界問題です。
仮に変えるなら?
- 年金の完全積立方式化
- 医療の自己負担割合引き上げ
- ベーシックインカム導入
- 高齢者医療の大胆削減
- 子育て世代への再配分強化
どれも痛みを伴います。
あなたが違和感を持っているのはどの点ですか?
- 高齢者優遇?
- 現役世代の負担?
- 医療費の増大?
- 年金は本当にもらえるのか?
そこを特定すると、かなり深く踏み込めます。
