Episode-004:種子法廃止を本気で喜んだのは誰か[ローカルフード法]
ここは名前遊びをすると一気に浅くなるから、
あくまで「構造として、本気で得をした/喜んだ主体」を冷静に切り分けるね。
結論から言うと👇
種子法廃止を“本気で”喜んだのは、
日本の農家でも消費者でもなく、
「種を“公共財ではなく商品”として扱いたい側」。
① もっとも分かりやすく喜んだ層
多国籍アグリ・バイオ企業(種子・農薬・技術)
ここはストレート。
なぜ?
- 公的種子が弱体化=競合が消える
- 特許品種・契約栽培が広がる
- 毎年買わせるモデルが成立
👉 「種を保存・再利用される」のが一番困る人たち
種子法は
国が“非営利で競合してくる存在”
だったから、
廃止=市場が一気にクリアになる。
② 次に静かに喜んだ層
穀物メジャー・国際商社(輸入側)
彼らは表で拍手しない。
でも、構造的には恩恵を受けた。
なぜ?
- 国内生産の“独立性”が下がる
- 飼料・穀物・原料の輸入依存が固定化
- 有事でも「国内で回す」選択肢が弱まる
👉 日本が“買い続ける国”であるほど都合がいい
③ 政治・官僚の中で「楽になった人たち」
ここは悪意じゃない。
思考停止できるようになった層。
一部の中央官庁(農水・経産・財務の交差点)
- 種子維持コストを削れる
- WTO・FTAで説明が楽
- 「民間に任せた」と言える
👉 責任を未来に先送りできた
種子法は
- 平時:金がかかる
- 有事:効く
だから
短期評価の制度と相性が最悪だった。
④ イデオロギーとして喜んだ人たち
規制緩和・市場万能論の信奉者
この層は善意。
- 「競争で良くなる」
- 「民間の方が効率的」
- 「国がやるのは古い」
👉 ただし
“種”が普通の商品じゃないことを軽視した
彼らは
農業機械やスマホと
同じ感覚で種を見てしまった。
⑤ 逆に「喜んでいないが、止めなかった層」
ここが一番数が多い。
- 農業に詳しくない国会議員
- 都市部の有権者
- メディア
👉
「よく分からないけど、
誰も困らないならいいか」で通った。
これは“賛成”ではなく“無関心”の勝利。
決定的な整理(ここ本質)
| 主体 | 喜びの質 |
|---|---|
| 多国籍種子企業 | 露骨にプラス |
| 穀物メジャー・商社 | 構造的にプラス |
| 官僚機構の一部 | 管理が楽 |
| 規制緩和派 | 理念的満足 |
| 日本の農家 | ❌ |
| 日本の消費者 | ❌ |
| 地方自治体 | ❌ |
👉 “国内の当事者”で喜んだ人はいない
一文で刺すなら
種子法廃止を本気で喜んだのは、
「日本で農業をしない人たち」だった。
次に行くなら、かなり核心👇
- なぜ反対していたのに止められなかったのか
- 廃止後、地方自治体が“静かに逆走”した理由
- 種子法を「名前を変えて復活」させる現実ルート
- この構造を一撃で伝える横向きサムネ構図
どこ、いく?

